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『Terraformers』

Nintendo Switchで遊べるゲームソフト『Terraformers』をプレイしレビューと序盤攻略を掲載。『』がどんなゲームなのか気になっている人向けの記事となります。

『Terraformers』は2,050円で購入しプレイ可能。

目次

レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!

レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!

Terraformers』は、Goblinz Studioから発売された拡張型コロニービルダー。プレイヤーは「火星」を人類の新たな居住地とすべく、テラフォーミングを成功させるための街づくりを行っていく。

民衆の声に応えながら支持率を伸ばし、火星のインフラ整備を確実にこなす政治の難しさをゲームながらに味わえる。立地条件を考慮し、どこに街をつくってどこのエリアにまで都市計画を伸ばすかなど、SF系の世界ながらに奥深い街づくりが楽しめる。

\ 実際に遊んだ評価 /

ゲーム性(5.0)
グラフィック (3.5)
世界観 (3.5)
コンテンツ (4.0)
BGM (4.0)
総合評価 (4.0)
※評価の基準について
良い点イマイチな点
火星を舞台にした街づくり!
ゲームながらに政治の難しさを体験
都市計画の奥深さ
初回チュートリアルの微妙なわかりにくさ

こんな人におすすめ!

  • インディーズゲームが好きな人
  • 都市建設ゲームが好きな人
  • シミュレーションゲームが好きな人

価格 :2,050円 

Terraformersとは?

Terraformers』は、2023年11月22日にGoblinz Studioが発売した拡張型コロニービルダー。“火星テラフォーミング”をテーマにした街づくりシミュレーションゲームで、2,050円で購入可能。

プレイヤーは火星を開拓し、支持率を伸ばしながら都市計画を進める。街づくりの難しさや政治要素まで体験でき、遊びやすくも奥深さが魅力的だ。インディーズゲームやシミュレーションゲーム好きにおすすめ。

Terraformersの特徴
  • 火星を人類の新たな居住地にするテラフォーミングを成就せよ
  • 感謝を忘れ、インフラ整備を当たり前と感じる移民と向き合う政治の難しさ
  • どこに街をつくり、どこのエリアにまで都市計画を伸ばすかも奥深い

Terraformersのゲーム内容を徹底解説!

ここからは『Terraformers』がどんなゲームなのか徹底解説します!

火星を人類の新たな居住地にするテラフォーミングを成就せよ

火星を人類の新たな居住地にするテラフォーミングを成就せよ

『Terraformers』は、「火星」を人類の新たな居住地にすべく、人々の生活を支える施設を建設しながらテラフォーミングの達成を目指す街づくりゲームだ。公称ジャンルは“拡張型コロニービルダー”

ひと目で「難しそう」と感じたそこのアナタ、先にお伝えしておくと、今作は特別難しい要素が備わったシミュレーションゲームではない。触れてみると思いほか単純で、「あれ、他の街づくりシミュレーターも実は簡単なんじゃね?」と、錯覚してしまうかもしれない。

火星を人類の新たな居住地にするテラフォーミングを成就せよ

プレイヤーは「火星移住計画」を成就させるため、あらゆる資本が足りない既知の惑星を開拓する、指導者の役目を全うしていくことになる。

住人、労働者、使える資源も最初はほとんどナシ。食料、水、エネルギーに僅かな資源をロケットに積み込んだだけのスタートである。

火星を人類の新たな居住地にするテラフォーミングを成就せよ

作中でのクリア目標は「300勝利ポイントの入手」。具体的には移民たちの数を増やしつつ、さまざまな建物を建築して、火星の環境を作り替えていくというもの。移民が満足できるような環境整備を徹底し、ポイントを稼げばいいのだ。

住居、娯楽施設、食糧生産工場など、人間の生活様式に欠かせないコロニーづくりが重要。足りない資源は火星での現地調達か、地球との交易によって入手する。簡単な紹介だが、今作のゲームシステムはざっとこのイメージで相違ないだろう。

火星を人類の新たな居住地にするテラフォーミングを成就せよ

ちなみにプレイヤー自体は指導者そのものではなく、あくまでゲームプレイヤーだ。カリスマ性の片鱗を感じさせる個性派揃いの指導者から1名を選択し、彼らの専門分野を活かしながら、豊かな生活が送れる火星コロニー整備に奔走していくロールプレイ方式である。

このリーダーたちはゲーム内で一定期間経過すると、任期を終えて新たなリーダーを選択できる。そのため、スキルの効果傾向をチェックしつつ、自分の直感に任せて色々な人物を試し、試行錯誤を重ねる遊び方となっている。

火星を人類の新たな居住地にするテラフォーミングを成就せよ

各リーダーたちにはそれぞれプロフィールが記載されており、作中の世界観にやんわり触れられる貴重な資料でもある。地味に人物像が細かく設定されていて、1人ひとり読んでみると結構面白い。まるで本当に実在した偉人たちのような背景設定である。

今作は繰り返しプレイするタイプのゲームで、物語性を持っていたり、マルチプレイヤーによるストラテジー要素があったりするわけでもない。こういった情報の断片から、世界観をユーザーが妄想・考察し、楽しむというのが1つの楽しみでもある。

感謝を忘れ、インフラ整備を当たり前と感じる移民と向き合う政治の難しさ

感謝を忘れ、インフラ整備を当たり前と感じる移民と向き合う政治の難しさ

今作をプレイして誰もが痛感するのはインフラ整備のありがた味だと思う。未開の火星をこれから開拓していくというところで、白々しく不満ばかり漏らす人間らしいフィードバックがプレイヤーをいちいち腹立たしい気持ちにさせる。

ゲームなのに「厳しいリソースの中でこんなにも頑張ってるのに」と、やり場のない悔しさを噛み締めること請け合いである。そうなったら立派な火星移住計画の指導者だ。

感謝を忘れ、インフラ整備を当たり前と感じる移民と向き合う政治の難しさ

ゲームはターン制で進行し、毎ターン建設可能な建物がカードとして手札に加えられていく。枯渇しがちな資源を生産できる工場施設から、火星生活によって募った民衆の鬱憤を紛らわす娯楽施設、病院や公園、学校に研究所など幅広く揃う。

いずれも建設時の要求コストと、結果的に得られるメリットから実際に建設するかを判断しなければならない。

感謝を忘れ、インフラ整備を当たり前と感じる移民と向き合う政治の難しさ

また、建設時には街の土台になった立地条件を加味して、相乗効果が上手く働くかも意識したくなる。民衆からの評価は定期的にマイナスに働くので、ほんの些細な積み重ねがそういった局面でギリギリの支持率ブレーキになる場合も。

何もない火星をイチから開拓しているはずなのに、早くから民衆の生活を豊かな方向性にしていかなければならない、政治の難しさが響く

感謝を忘れ、インフラ整備を当たり前と感じる移民と向き合う政治の難しさ

リーダーによってはスキルを用いて民衆に呼びかけ、支持率をプラスできる者もいる。しかし、時と場合によりけりなところがあるようで、支持率マイナスが続いている最中にその類のスキルを使用すると、条件によっては余計マイナスになってしまう。

感覚でプレイしていたところはあったが、実際に筆者も評判を落としてしまい、そのままリーダー交代の時期が訪れたときは、街頭演説に失敗してイメージを悪化させ、フェードアウトしていった政治家のようでもあった。

どこに街をつくり、どこのエリアにまで都市計画を伸ばすかも奥深い

どこに街をつくり、どこのエリアにまで都市計画を伸ばすかも奥深い

火星の開拓にあたっては、エネルギーを消費しての【調査】から全てが始まる。街をつくるためには、都市建設可能エリアと直に接続された全マスを調査しなければならない。この調査はマスの解放以外にも、資源を獲得する基本的な手段となっている。

プレイ直後はとりあえず都市建設のために、建設可能エリアの周りを調査して、そのまま1つ目の街をつくることになるだろう。

どこに街をつくり、どこのエリアにまで都市計画を伸ばすかも奥深い

これが中々にトラップともいうべきポイントの1つで、街と直に接続されたマスでなければ、街の規模を拡大しようとロケーション拡大する際に、民衆から「遠い」という不満の声が挙げられてしまう。

確かに火星の地理的な条件を考慮すると、街から2マス先は遠いかもしれない。交通機関だって地球より発達しているとは思えないし、もっともな意見だろう。だが、火星は地球の約半分ほどの直径だというのを忘れて欲しくはない。

どこに街をつくり、どこのエリアにまで都市計画を伸ばすかも奥深い

前述した事情があることから、街をつくる際にはロケーション拡大の懸念点も、忘れず頭に入れておくべきだろう。適当にロケーションを拡大していると、支持率は減少の一途を辿ることになってしまう。

ゲームシステムそのものは自由度の高さを魅力にしている訳でもないので、単純明快なのだが、さまざまな要因が有機的に繋がりを見せて、結果何かしらの影響を及ぼすような奥深さが今作の持ち味となる。

どこに街をつくり、どこのエリアにまで都市計画を伸ばすかも奥深い

支持率を伸ばすためには、ほかにも火星の環境自体に手を加える方法がある。野生動物たちを投入したり、特定の施設を街に建設し、気温や大気濃度などを変化させていくのだ

人類の都合で火星本来の姿は徐々に失われていきそうな気もするが、テラフォーミング実現のためには必要不可欠なことなのだろう。骨太な街づくりシミュレーターではないが、都市計画の重要さをしっかり味わえるSF系コロニービルダーとなっている。

価格 :2,050円 

Terraformersの序盤攻略

Terraformersの序盤攻略

最初のチュートリアルで軽くシステムを紹介されたら、そのまま1回目のテラフォーミングをプレイすることになる。必要に応じてチュートリアル解説が挟まれるので、頭に叩き込んでおこう。

困った際にはリーダーのヒントを参照したり、【目標】タブ内にやるべきことが記されていないか確認するといい。

Terraformersのレビュー、感想まとめ(総評)

Terraformersのレビュー、感想まとめ(総評)

街づくりを楽しめるシミュレーションゲームとして、手堅く主要素を抑えている。簡易的なビジュアルだが、立地条件や建物がもたらす効果・特性など、なるべくシンプルに研ぎ澄まされていると思える。初めてこのジャンルに触れるプレイヤーには、比較的優しい入り口になれそうだ。

Terraformersの特徴
  • 火星を人類の新たな居住地にするテラフォーミングを成就せよ
  • 感謝を忘れ、インフラ整備を当たり前と感じる移民と向き合う政治の難しさ
  • どこに街をつくり、どこのエリアにまで都市計画を伸ばすかも奥深い

価格 :2,050円 

動画

Terraformersの基本情報

ゲームタイトルTerraformers
ジャンル拡張型コロニービルダー
会社Goblinz Studio
配信日2023年11月22日
価格2,050円
公式サイトTerraformers公式サイト
対応ハードSwitch/Steam/Play station
対応言語日本語,フランス語,ドイツ語,スペイン語,韓国語,ロシア語,中国語 (簡体字),中国語 (繁体字),英語
サイズ1.9GB~
レビュー日2023年12月3日

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