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『HADES(ハデス)』

Nintendo Switchで遊べるゲームソフト『HADES(ハデス)』をプレイしレビューと序盤攻略を掲載。『HADES(ハデス)』がどんなゲームなのか気になっている人向けの記事となります。

『HADES(ハデス)』は2,800円で購入しプレイ可能。

目次

レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!

レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!

HADES(ハデス)』は、Supergiant Gamesから発売されたローグライク・ダンジョンアドベンチャー。冥界の王・ハデスの息子である不死身の王子・ザグレウスが、地獄からの脱出を目指して戦うハイテンポアクション。

入るたびに変化するダンジョンと、武器の変更で大きく変化を遂げるプレイスタイル、さらにポップなキャラデザで親しみを持ちやすいギリシア神話のキャラクターたちなど、「ローグライク」だけに留まらない魅力が備わっている。

\ 実際に遊んだ評価 /

ゲーム性(5.0)
グラフィック (4.0)
世界観 (5.0)
コンテンツ (3.5)
BGM (4.0)
総合評価 (4.0)
※評価の基準について
良い点イマイチな点
ギリシア神話をクールに描く!
冥府の世界を踏破するローグライク
自分のプレイスタイルを確立できる
視認性がやや悪い

こんな人におすすめ!

  • インディーゲームが好きな人
  • アクションゲームが好きな人
  • ローグライクゲームが好きな人
HADES

価格 :2,800円

HADES(ハデス)とは?

HADES(ハデス)』は、2021年6月24日にSupergiant Gamesが発売したローグライク・ダンジョンアドベンチャー。ギリシア神話の世界をモチーフにしたアクションゲームで、ハデスが治める冥界からの脱出を目指していく。

『Bastion』『Transistor』といった名作タイトルを手がけたクリエイターの作品で、今作も数々の賞を受賞した世界的な人気タイトルとなっている。

HADES(ハデス)の特徴
  • ギリシア神話の世界がクールでポップな仕上がりに!
  • 神々の力を宿して冥府の世界を踏破するローグライクアクション
  • 武器や装備を変えて自分のプレイスタイルを確立できる!

HADES(ハデス)のゲーム内容を徹底解説!

ここからは『HADES(ハデス)』がどんなゲームなのか徹底解説します!

ギリシア神話の世界がクールでポップな仕上がりに!

ギリシア神話の世界がクールでポップな仕上がりに!

2020年9月17日に発売され、ゲーム業界で一躍話題になったローグライク・ダンジョンアドベンチャーこと『HADES(ハデス)』。ゲーム通であれば、キービジュアルやゲームタイトルについて1度くらいは見聞したことがあるだろう。

これまでも多数のインディーゲームが登場し、コアなマニアたちが狭い世界で楽しんでいたが、今作の登場を機に、多くのゲーマーがインディーゲームを遊ぶようになったと思う。ある意味で“インディーゲームの火付け役”になった作品かもしれない。

ギリシア神話の世界がクールでポップな仕上がりに!

主人公は冥界の王・ハデスを父に持つ、王子・ザグレウスだ。ザグレウスは、死者の魂が囚われている地獄の地から、武器1つ身体1つで地上に這い出ようとしている。

その過程にはザグレウスを阻む数々の障害があって、それらを武力行使で突破しようともがく日々が続いていた。父ハデスは冥界の王として公務にかかりっきりだが、何度注意しても冥界から脱走を図ろうとするバカ息子を陰ながら邪魔してくる。

ギリシア神話の世界がクールでポップな仕上がりに!

自らの力で勇猛果敢に冥界のダンジョンを攻略するザグレウスを、応援してくれる者も多い。ゲームではそんな彼らと交流したり、旅のヒントをもらったりして、地上世界への脱出を現実のものに変えていくのだ。

「冥界」や「ハデス」といえば、“ギリシア神話”で知られる用語。今作は、ギリシア神話の冥界を舞台にしたゲームであり、そこに関連する多くの人物が登場する。

ギリシア神話の世界がクールでポップな仕上がりに!

冥界の番犬・ケルベロス、アキレス腱で有名なアキレウス、復讐の女神の1人・メガイラや、地獄の川の渡し守・カロンなど、皆ギリシア神話における登場人物だ。

今作ではザグレウスを取り巻く主要人物として、アニメ&漫画作品のようにそれぞれが強いキャラクター性を持つ。飼い犬の如きワン公なケルベロス、最強だが弟子に甘そうなアキレウス、敵だけど妙にツンデレポジションなメガイラと、結構親しみやすい。

ギリシア神話の世界がクールでポップな仕上がりに!

まるで欧米系のコアなアニメ作品をモチーフにした、クールなキャラデザも秀逸。冥界なので皆“禍々しい悪役”の見た目だが、作中の人物描写によって非常に深みがあるキャラクターになっている。

また、死んでやり直すローグライク作品にしてはストーリーネタがかなり細かく、ボス戦前の会話も頻繁に変化する手の込みよう。神話の世界観は人を選びがちなものだが、今作をキッカケにギリシア神話について学んでみると、その面白さは倍増するだろう。

神々の力を宿して冥府の世界を踏破するローグライクアクション

神々の力を宿して冥府の世界を踏破するローグライクアクション

挑戦するたびにランダムでダンジョンの構造が変化する今作は、アクションゲームらしいプレイスキルと、死亡するたびにリセットされるパワーアップの方向性が攻略の要。

敵の攻撃が序盤から激しく、「死んで覚えろ」な繰り返しプレイ前提のゲーム性でもある。ただ“ソウルライク”なタイトルではないし、恒久的な育成要素の恩恵も大きいので、クリア不可能な理不尽さはない。

神々の力を宿して冥府の世界を踏破するローグライクアクション

ダンジョン内はエリアごとにトラップ、魔物の組み合わせが完全にランダムだ。そのフィールドごとに臨機応変な立ち回りが求められる。アクション性はそれなりに高く、ザグレウスの動きが軽快なので、爽快感もある。

【通常攻撃】【特殊攻撃】【ダッシュ】【魔法】と、主に4種類の基本アクションで颯爽と立ち回ることが可能だ。動きが軽やかなため、逆に被弾が積み重なってピンチに陥るケースもしばしば。

神々の力を宿して冥府の世界を踏破するローグライクアクション

エリアを攻略すると、そこで獲得できる報酬次第だが、オリュンポスの神々から1つ加護を得られる。ゼウス、アテナ、アフロディテ、ポセイドンなど、錚々たる顔ぶれ…というか「オリュンポス十二神」の面々が力を貸してくれる。

神々によって得られる加護が異なるのはもちろんだが、ゲームのスキルに彼らの特色を上手く反映しているようだ。アテナならイージス艦の元ネタになる盾「アイギス」をイメージして攻撃の反射能力、ゼウスは落雷を落としたりなど。

神々の力を宿して冥府の世界を踏破するローグライクアクション

ステージボスは初見殺し的な部分が強く、2〜3回ほどプレイすると動きの全容が理解できるレベル。ただ、所持できるパワーアップは数に限りもあるので、場合によってはエリア内の施設を活用し、次のステージボスに備えたビルドに組み直すといった方法もある

最初のうちは特に体力が重要。どのエリアに進むかはプレイヤーがエリア報酬を見た上で選択できるため、体力の最大値を上げられるならぜひとも上げておきたい。

神々の力を宿して冥府の世界を踏破するローグライクアクション

体力がゼロになり死亡すると、ハデスの館に戻されてしまう。そこは拠点ともいうべきもので、キャラクターとの交流以外にも、ザグレウスの育成が可能となっている。ダンジョン攻略中に獲得する【闇の結晶】を消費すれば、永続的なパワーアップが行える。

中でも「死神騙し」と呼ばれる能力は強力なので最優先で獲得すべきだ。死亡してもその場で復活できることから、攻略における快適度が全くもって変化する。数々の強化要素を駆使して冥界の道のりを乗り越えてみてほしい。

武器や装備を変えて自分のプレイスタイルを確立できる!

武器や装備を変えて自分のプレイスタイルを確立できる!

ローグライクゲームの面白さには、プレイヤー個々で異なる“選択肢”の違いがあったりする。究極的には、プレイヤーの性格がプレイスタイルとしてゲームに反映されやすいということだ。

今作は攻略の再現性が薄く、ダンジョンのエリアに登場する敵が毎回異なる。前回上手く噛み合っていたビルドを次の攻略回で再び再現できるかは不明だし、毎度何を選ぶか選択を強いられてくる。

武器や装備を変えて自分のプレイスタイルを確立できる!

慎重にプレイを進める人もいれば、インスピレーションに任せて自由に進む人もいる。しかし、腰を据えてクリアを目指すならパワーアップだけではなく、前項でも触れた恒久的な育成が必要だろう。

ハデスの館では【宮大工】に仕事依頼を出すと、ダンジョンに数々の効果を及ぼすことができる。自分のプレイスタイルを崩すことなく、ダンジョン側に直接作用するのがポイント

武器や装備を変えて自分のプレイスタイルを確立できる!

ダンジョン攻略中、報酬として稀に鍵のアイテムを獲得することもある。これを一定数集めると、ザグレウスの部屋奥にある宝物庫から新たな武器をアンロックできる。盾、槍、銃などさまざまな武器種が登場している

デフォルト武器の剣はオーソドックスで使いやすい反面、近接武器なので被弾も多い。弓矢を使えば遠距離からボス敵や厄介な敵を安全に倒せて、初心者も効率的に戦える。武器を変更して、攻略における選択の幅を広げていけるのだ。

武器や装備を変えて自分のプレイスタイルを確立できる!

武器のほかにもキャラクターと交流する中でプレゼントとしてもらえる装備【賜物】も忘れてはならない。体力の最大値を伸ばすものから、特定の条件において能力が向上するものなど、種類は多彩だ。

攻略中のパワーアップは確かに大切な要素だが、武器&装備の組み合わせでも自分のプレイスタイルを作り上げて行けるので、試行錯誤で最適解を探してみるのがオススメ

HADES

価格 :2,800円

HADES(ハデス)の序盤攻略

HADES(ハデス)の序盤攻略

剣と弓矢は最初から扱うことができるので、どちらが自分に合うか実戦で試してみてほしい。エリア制圧後にどのようなアイテム報酬が獲得できるかは、自分がそのエリアに進んでくる扉のアイコンである程度判別できる

中々先に進めないと感じたら、周回前提の育成も視野に入れて、積極的に【闇の結晶】を集めてしまって良さそうだ。ザグレウスを強化して、改めてダンジョンにチャレンジしてみよう。

HADES(ハデス)のレビュー、感想まとめ(総評)

HADES(ハデス)のレビュー、感想まとめ(総評)

敵だが憎めないキャラクター、爽快感のあるバトルアクション、何度でも挑戦したくなるランダム性ゆえのスリル「ローグライクアクションの決定版」とでも言えるタイトルだ。

システムだけではなく、世界観・キャラクターに対する思い入れも深まる設計なので、その辺りの作り込みは多くのゲームが見習うべきだろう。個人的に気になるのは、視認性がやや悪く感じてしまうところくらい。慣れるとは思うが、気になる人は気になるはずだ。

HADES(ハデス)の特徴
  • ギリシア神話の世界がクールでポップな仕上がりに!
  • 神々の力を宿して冥府の世界を踏破するローグライクアクション
  • 武器や装備を変えて自分のプレイスタイルを確立できる!
HADES

価格 :2,800円

動画

HADES(ハデス)の基本情報

ゲームタイトルHADES(ハデス)
ジャンルローグライク・ダンジョンアドベンチャー
会社Supergiant Games
配信日2021年6月24日
価格2,800円
公式サイトHADES(ハデス)公式サイト
対応ハードSwitch/ steam/ PlayStation
対応言語日本語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,スペイン語,韓国語,ロシア語,中国語 (簡体字),ポルトガル語,英語
サイズ5.8GB~
レビュー日2023年12月8日
HADES

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