Nintendo Switchで遊べるゲームソフト『SOWON:おもちゃのワンダーランド』をプレイしレビューと序盤攻略を掲載。『SOWON:おもちゃのワンダーランド』がどんなゲームなのか気になっている人向けの記事となります。
SOWON:おもちゃのワンダーランドの概要
『SOWON:おもちゃのワンダーランド』がどんなゲームなのか簡単にまとめているのでサクっと知りたい人はこの項目だけチェックしよう!
SOWON:おもちゃのワンダーランドはどんなゲーム?
屋根裏部屋を抜けた先は、不思議なおもちゃの世界……!?
『SOWON:おもちゃのワンダーランド』は2024年5月2日にシーエフケーよりリリースされた3Dパズルアドベンチャーゲーム。価格は880円(税込)。
奇妙な世界に迷い込んでしまった少女・ソウォンを操作し、両親との再会を目指しましょう。
次々移り変わる多彩なマップには謎解きやミニゲームが盛りだくさん。粘土作品のような独特な質感のグラフィックが、プレイヤーをダークメルヘンの世界へと誘います。
- いなくなった両親はどこへ?不穏な世界観が魅力のファンタジーアドベンチャー
- 多彩なギミック&謎解きパズルに挑戦しよう
- 個性豊かな住民たちに注目!イラストを集めるやりこみ要素も
SOWON:おもちゃのワンダーランドの評価
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (4.5) |
グラフィック | (4.0) |
世界観 | (4.0) |
コンテンツ | (3.5) |
BGM | (4.0) |
総合評価 | (4.0) |
SOWON:おもちゃのワンダーランドの良い点・イマイチな点
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
かわいさと不穏さが入り混じる独特な世界観 多彩な謎解き要素 愉快な住民たちとの交流 | 画面が暗く見づらい ややヒントが少なめ |
SOWON:おもちゃのワンダーランドのゲーム内容をレビュー!
ここからは『SOWON:おもちゃのワンダーランド』がどんなゲームなのか、魅力別にレビューしていきます!
いなくなった両親はどこへ?不穏な世界観が魅力のファンタジーアドベンチャー
『SOWON:おもちゃのワンダーランド』は、青髪の少女「ソウォン」を操作し、奇妙なおもちゃの国を冒険する3Dパズルアドベンチャーゲーム。ダークで神秘的な世界観が魅力の作品です。
ある晩、不思議な夢から目覚めたソウォンは、両親の姿がないことに気付きます。両親の部屋は家具が倒れ、服が散乱している状態で、屋根裏部屋からは母親のものとおぼしき悲鳴が。
一体何が起こっているのか……。ソウォンは屋根裏部屋の鍵を探すため、広大な屋敷内を探索することとなります。
その日はソウォンの誕生日だったようで、キッチンに残された風船の飾りや、机の上に置かれたままのバースデーケーキが異様さを際立たせています。
カット済みのケーキを入手したところ、ロウソクの灯りで暗闇を進めるようになりました。1人ぼっちの少女が小さなお皿を手に暗がりを進む姿は心細くも健気で、愛おしさを感じずにいられません。
さらに屋敷内を調べると、少女の父親が経営するおもちゃ会社についての新聞記事を発見。「不渡り」の一文から、どうやら経営状況は芳しくないよう……
こうした何気ない情報も、物語を理解する上での重要なエッセンスとなっており、あれこれ想像を膨らませるのが面白いです。
ともあれ、灯りを手に入れたことで行動範囲が広がり、次のエリアへ進めるようになりました。
このように探索を繰り返し、必要なキーアイテムを入手しながら次の場面へと進めていくのが基本の流れとなります。
グラフィック面では光と影の描写が秀逸で、常に暗がりから何かが飛び出してきそうな不気味さが漂います。
ドキッとする場面はあるものの、得体の知れないモノに追われたり、命の危機に陥ったりといった描写はないため、ホラーゲームが苦手な方でも安心して楽しめるでしょう。
多彩なギミック&謎解きパズルに挑戦しよう
操作は移動・ダッシュ・ジャンプ・調べるの4種類。Xボタンで気になる場所を調べたり、木箱などを足場に高所にあるアイテムを獲得したりするうちに、自然と道がひらけていく仕組みです。
マップには仕掛けが満載で、新しいギミックやミニゲームが次々に登場します。謎解きは頭を使うものから反射神経を求められるものまで幅広く、最後まで飽きることなく遊べるでしょう。
一例を挙げると、シンデレラをモチーフにした料理のミニゲームでは、定期的に監視に訪れる継母から隠れつつ、できあがった料理を食卓へ運ぶ必要があります。いつ扉が開いて継母が現れるか、ヒヤヒヤもののスリルがたまりません。
見つかるとドブネズミ呼ばわりされた挙句やり直しとなりますが、まるでお伽話の一員になったかのような感覚を楽しめるのが面白いポイントでした。
正直次に何をすればいいのか悩む場面もありますが、どんな問題にも必ずヒントが用意されているため、理不尽さはありません。
一見なんの変哲もないオブジェや模様が手がかりとなっているケースも多く、注意深い観察眼が何よりの武器となるのです。
難易度は直感で解けるものから熟考が必要なものまで幅広く、苦労して道が開けた時には、何にも変え難い嬉しさと達成感が味わえるでしょう。
個性豊かな住民たちに注目!イラストを集めるやりこみ要素も
旅の途中で出会えるユーモアあふれる登場人物たちとの交流も本作の魅力の1つ。
悩める人々を助け、時に助けられながら一期一会を楽しむ冒険からは、まるで童話を読むような温かさと、ほんのりした物寂しさが感じられるでしょう。
海外作品ながら丁寧なローカライズにより台詞の違和感はほとんどなし。ユーモラスなダジャレも完璧に翻訳されており、心地よくゲームの世界に没入できます。
やりこみ要素としては、マップ内に隠されたイラストをアルバムにコレクションしていく収集要素が存在します。
通常プレイでは立ち寄る必要のない場所にあることも多く、全て集めるのは一苦労ですが、全回収を狙ってみるのも面白いかもしれません。
自宅・屋根裏部屋・ゴミ捨て場と、次々に移り変わる冒険の舞台。ちょっぴり頭のネジが外れた登場人物たちとの駆け引きを楽しみながら、両親との再会を目指しましょう。
SOWON:おもちゃのワンダーランドの序盤攻略
セーブはエリアを移動した際に自動で行われます。中断セーブはできず、再開時はエリアの最初からとなる点に注意しましょう。
以下は序盤特に詰まりやすい部分の攻略方法を解説させて頂きます。参考にして頂ければ幸いです。
①屋根裏部屋のピアノギミック
屋根裏部屋のピアノは「Rainbow」と描かれた楽譜通りに演奏すればOKです。
各色がピアノの鍵盤のどの部分に対応しているかは、小部屋の床に描かれた虹のイラストから分かるようになっています。(右端の黒い線が黒鍵を表しており、赤がド、オレンジがレ……といった具合)
②奥に巨大なヒマワリの見えるマップ
画面右側の扉に入り、体が小さくなったら画面左側手前の扉から小部屋へ移動。宝箱を調べて鍵の形を覚えます。
その後、画面左側奥にある扉から右上の扉へ移動し、動く足場のパズルをクリア。8つの選択肢の中から上で調べた鍵と同じものを選びます。
宝箱を調べて卵の殻をゲット。体を小さくした後、画面奥のヒマワリの方へ進みます。猫とのやりとりでは、魚→月→ストレートヘア→魔法使い→ドラゴンの順に選択すればOKです。
③ゴミ捨て場地下にある南京錠の開け方
地下にあるポスターからは、〇パーツ=6の情報のみが読み取れます。他パーツの数字は、地上左下にあるポスターに描かれたロボットのイラストに使われている同形状のパーツの数です。
地上のポスターを調べる際は明かりが必要なため、地下への穴のすぐ下にあるライトを活用しましょう。
ゴミ捨て場で入手できる「シャボン玉」は、ホタルのような光が漂う場所で使用すると、さまざまな効果を発揮します。
光はやや見つけにくいため、行き詰った際は1度立ち止まって、画面内をよく観察することをおすすめします。
SOWON:おもちゃのワンダーランドのレビュー、感想まとめ(総評)
どこか懐かしさを感じるおもちゃの世界へ旅立とう!
序盤こそ不穏な雰囲気に「ホラーゲームかな!?」とビクビクしながら進めましたが、怖いのは最初だけ(特に屋根裏部屋を抜けたあたり)です。
参考までに筆者がクリアまでにかかった時間は7時間ほど。途中何度か詰まりましたが、スムーズに進めば2時間程度でクリアが可能です。
世界観に浸るも、最速クリアを目指すもプレイヤー次第。謎解きやパズルが好きな方、我こそはという方はぜひチェックしてみて下さい。
- いなくなった両親はどこへ?不穏な世界観が魅力のファンタジーアドベンチャー
- 多彩なギミック&謎解きパズルに挑戦しよう
- 個性豊かな住民たちに注目!イラストを集めるやりこみ要素も
動画
SOWON:おもちゃのワンダーランドの基本情報
ゲームタイトル | SOWON:おもちゃのワンダーランド |
ジャンル | アドベンチャー |
会社 | シーエフケー |
配信日 | 2024年5月2日 |
価格 | 基本無料(ゲーム内課金あり) |
対応ハード | Nintendo Switch |
対応言語 | 日本語,フランス語,ドイツ語,スペイン語,韓国語,ポルトガル語,ロシア語,中国語 (簡体字),中国語 (繁体字),英語 |
サイズ | 3.2GB |
レビュー日 | 2024年5月15日 |
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