Nintendo Switchで遊べるゲームソフト『ロストインプレイ(Lost in Play)』をプレイしレビューと序盤攻略を掲載。『』がどんなゲームなのか気になっている人向けの記事となります。
レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!
『ロストインプレイ(Lost in Play)』は、コーラス・ワールドワイドから配信されているアドベンチャー。2人の幼い兄妹が空想の世界を冒険しながら、さまざまな課題に挑戦していく。
まるでアニメをゲームにしたような没入感の高い2Dグラフィック表現と、多彩なミニゲームで冒険を飽きさせない作りになっており、幅広い世代のプレイヤーが親しみやすいタイトルになっている。
ロストインプレイ(Lost in Play)の評価
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (4.5) |
グラフィック | (5.0) |
世界観 | (4.5) |
コンテンツ | (4.5) |
BGM | (4.0) |
総合評価 | (4.5) |
ロストインプレイ(Lost in Play)の良い点・イマイチな点
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
アニメを動かしているような絵づくり 多数のミニゲームが冒険を退屈させない ユーモアに富んだイベントが多数 | 特になし |
こんな人におすすめ!
- アドベンチャーゲームが好きな人
- 変わったゲームを探している人
- パズルが得意な人
ロストインプレイ(Lost in Play)とは?
『ロストインプレイ(Lost in Play)』は2023年8月10日にコーラス・ワールドワイドからリリースされたアドベンチャー。Switch/Steamにて配信中。価格はSwitchが2,200円となっている。
幼いころに子供たちが空想する不思議なファンタジー世界を冒険しながら、さまざまなミニゲームに挑戦していく一作品。ヒント機能も備わっており、普段からゲームを遊ばない層でも十分に楽しめる。
- 独創的な世界とアニメを動かしているような絵づくりが秀逸!
- 多数のミニゲームが空想世界での冒険を退屈させない
- ユーモアに富んだイベントが多数!笑えるオチの付いたアドベンチャー
ロストインプレイ(Lost in Play)のゲーム内容を徹底解説!
ここからは『ロストインプレイ(Lost in Play)』がどんなゲームなのか特徴別に詳しくレビューしていこう。
独創的な世界とアニメを動かしているような絵づくりが秀逸!
「どこまでが映像なのかが分からない…」
ゲームを遊び始めた直後、そんな不思議な体験を提供してくれたのは、幼い兄妹が想像のファンタジー世界を冒険するアドベンチャーゲーム『ロストインプレイ(Lost in Play)』だ。
海外の児童向けアニメを思わせるポップでカートゥーンなグラフィックが特徴的で、アニメの映像をそのまま動かしているような錯覚が巻き起こる。
最低限のUIによって構成されたゲーム画面、ゲームプレイ→イベントシーンまでのあまりに自然な繋ぎ、これらの相互作用でゲームパートとイベントパートの区別が一見分かりにくいという特徴を持つ。
ゲームは現実世界と空想の世界を行き来しながらアドベンチャー形式で進行する。現実世界でも異世界でも、根本的にやることは変わらない。
マップ内を歩き回り、課題となるシチュエーションを攻略していく。現実世界で起こりそうなあり触れた物事が、空想の異世界では予想を超えたイベントに発展する。そのギャップがなかなかユニークなのだ。
表情豊かなキャラクターは海外特有のクセがあるものの、比較的日本人にも親しみやすいと感じられるはず。時折シュールな表現も差し込まれ、思わずプレイヤーの口許が緩むこと請け合いである。
本作はアニメーションらしい世界の表現を、上手くゲームに落とし込んでいて、高い没入感を感じられることだろう。また“アニメのようなゲーム”と、ビジュアル的な意味でこの表現がしっくり収まるタイトルもそうは多くはないはずだ。
多数のミニゲームが空想世界での冒険を退屈させない
空想世界を冒険するアドベンチャーパートと切って離せないのが作中に登場するパズルなどのミニゲーム要素。
「パズル」と言っても特にジャンルが決まっているわけでもなく、幅広いパズルがさまざまなミニゲームと共に収録されている。遊んでいる感覚としてはほとんど謎解きレベルに近い。
ミニゲームの種類は豊富で、その時々のシチュエーションに合わせたものが登場している。感心したのはアドベンチャーパートもパズルパートも、一切テキストによる説明がないということだ。
全てビジュアルだけの簡単な紹介だけで済ませており、ゲームのチュートリアルとしては非常に優秀。それだけですんなりと理解してしまえるのだから、他のゲームもぜひ見習って欲しいとさえ感じる。
パズルなどの謎解きに関しては、直感に頼って適当に動かすだけでも答えに辿り着ける。難しい問題はほぼなく、ゲーム中いつでもヒントが確認できる親切設計も素晴らしい。
少し考えればヒントがなくてもクリアできる難易度だが、そのあたりは幅広いプレイヤーが遊ぶことを考えての配慮なのだろう。
本作のミニゲームはゲームを進めていく中でプレイヤーを飽きさせない1つの工夫と言える。これらはゲーム中でやや唐突に挟まれるパートなのだが、不思議と嫌悪感がない。
それは現実と空想の世界を股にかけての冒険という大前提があるからなのか、それとも自然に没入できる意図したゲームデザインゆえなのか、もしくはそのどちらでもあるかもしれない。ゲームプレイは飽きにくく、やめ時が見つからないのだ。
ユーモアに富んだイベントが多数!笑えるオチの付いたアドベンチャー
本作ではステージごとに2人の兄妹を操作して、さまざまな課題解決に臨んでいく。
次のステージに進むためのアイテムを探し求め、さらにアイテム獲得のためにステージギミックの解法を探り当てていく…そういったシンプルな基本サイクルの循環こそが本作の魅力でもある。
ギミックの解決過程で見られるキャラクターのリアクションはかなり多彩。どれもアニメーションらしいコミカルなものになっていて、ただ物語を進めるだけになっていない。色んなアイテムを試したくなるメーカー側の工夫と取れそうだ。
「このアイテムを試すとどうなるんだろうか」。プレイヤーの素朴な疑問に対するアンサーは、大体ユーモア溢れるリアクションで返されるから、ただ感覚任せに遊んでいても不思議と面白い。
ちょっとしたことを解決しただけなのに、プレイヤーの予想を超える突拍子もないオチが用意されているのも、意外性が高くて笑える。
現実世界は「そうはならんだろう」とする一方、異世界は「えぇぇ…」といった、状況の落差も分かりやすい。子供たちがゲームをプレイしてもきっと楽しめるのではないだろうか。
ユーモアを交えながら知育ゲームのように直感で遊べるアドベンチャーゲームになっており、あまり小難しいことを考える必要性がない。
娯楽として楽しむためのゲームらしいゲーム、というのが遊んでいても強く感じられた。『ロストインプレイ(Lost in Play)』は、気楽な時間潰しのお供に最適なタイトルと言えそうだ。
ロストインプレイ(Lost in Play)の序盤攻略
本作ではゲーム中にいつでもヒントを確認できる親切な設計。あまり詰まるといったことはないだろうが、もしアドベンチャーパートで詰まってしまった場合には、インタラクティブできるオブジェクトに片っ端からインタラクティブしてみると良いだろう。
ロストインプレイ(Lost in Play)のレビュー、感想まとめ(総評)
ステージ探索がゲームのキモであるアドベンチャージャンルにミニゲームを多数織り交ぜるのは、多くのタイトルでも見られる手法だろう。
ただ、本作はバラエティに富んだその種類の豊富さに心地良さを感じられた。幅広い世代のプレイヤーに“童心とはなんたるか”をゲームを通して教えてくれる希少なタイトルと言えそうだ。
- 独創的な世界とアニメを動かしているような絵づくりが秀逸!
- 多数のミニゲームが空想世界での冒険を退屈させない
- ユーモアに富んだイベントが多数!笑えるオチの付いたアドベンチャー
動画
ロストインプレイ(Lost in Play)の基本情報
ゲームタイトル | ロストインプレイ(Lost in Play) |
ジャンル | アドベンチャー |
会社 | コーラス・ワールドワイド |
配信日 | Switch:2023年8月10日 Steam:2022年8月10日 |
価格 | Switch:2,200円 Steam:2,050円 |
公式サイト | ロストインプレイ公式サイト |
公式X(Twitter) | ロストインプレイ公式X(Twitter) |
対応ハード | Switch/Steam/iOS/Android |
対応言語 | 日本語,韓国語,中国語 (簡体字),中国語 (繁体字) |
サイズ | 2023年9月9日 |
レビュー日 | 2023年9月9日 |
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