『OMORI』

Nintendo Switchで遊べるゲームソフト『OMORI』をプレイしレビューと序盤攻略を掲載。『OMORI』がどんなゲームなのか気になっている人向けの記事となります。

『OMORI』は2,980円で購入しインストール可能。

OMORIとは？

2022年6月17日にOMOCATよりサービスが開始されたNintendo Switch用ダウンロードソフト『OMORI』は、行方不明の友人を探して不思議な世界を大冒険するRPG！

6年半以上の製作期間を経てリリースされた本作は、かわいらしいイラストとは対照的な「うつ病」「死」をテーマにした異色の世界観が反響を呼んだ大人気海外産インディーズゲームです。

夢と現実、2つの世界を行き来しながら人々が抱える悩みと物語の真実に迫りましょう！

1歩踏み出したドアの外に待ち受けるものとは……？

配信プラットフォーム
Switch、Steam、PS4、XBOX

OMORIは面白い？プレイ後の評価

『OMORI』をプレイし良い点とイマイチな点、どんな人におすすめできるゲームソフトなのかわかりやすく項目別に数値化して評価しています。

こんな人におすすめ！

• 独特の世界観に惹かれる人
• かわいいキャラデザが好みな人
• 『MOTHER』『ゆめにっき』が好きな人

OMORIのゲーム内容を詳しくレビュー

ここからは『OMORI』がどんなゲームなのか詳しくレビューしていきますね！

「かわいさ」と「怖さ」が同居した異色のRPG

『OMORI』はひきこもりの少年「オモリ」と仲間たちの冒険を描いた手描き風イラストが特徴的なRPG！

見た目のかわいさとは裏腹にホラー要素を含んでおり、ポップな世界観からは想像もつかないじわじわ這い寄るような怖さと演出が特徴的な作品です。

主人公オモリが暮らすのは四角い部屋だけが存在する真っ白な空間「ホワイトスペース」。

生活に必要なものが揃った居心地の良い部屋の外は不思議な世界に繋がっており、オモリはある日いなくなってしまった友達「バジル」を探すため、「オーブリー・ヒロ・ケル」の3人とともに冒険の旅に出ることに。

オモリの姉「マリ」に見守られながら、ストーリーは賑やかかつコミカルに進みますが、時おり挿入される恐ろしい描写が物語の裏に確実に何かがあると匂わせてゾッとします。

ホラーゲームではないものの、不安を煽るような演出や恐怖シーンが多々あるため、苦手な方は要注意です！

不思議な世界と現実世界を行き来しながらピースを埋めるように物語の謎に迫っていくのが面白く、1つ紐解くごとに「そうだったのか！」と驚きを得られるのが嬉しいポイント。

いわゆる真相が気になる系の作品なので、極力ネタバレを踏まずにプレイされることを強くおすすめします！

『MOTHER』『ゆめにっき』など、数々の日本作品から影響を受けて作られた本作は、グラフィックやNPCの台詞にさまざまな作品のエッセンスが感じられ、遊び心を感じられる作りに。

ルート＆エンディング分岐に加えサブイベント・隠しエリアなど、本筋以外の寄り道要素も豊富で長く遊べる点もGOODでした。

イラストが動き出す！キュートな演出が光るターン制バトル

戦闘はラクガキ帳から飛び出してきたようなかわいいモンスターと戦うコマンドバトル！

コミカルな演出に癒されつつ、4人の仲間による通常攻撃やスキルを駆使してエネミー撃破を目指しましょう！

もず

戦闘において重要なのが画面下に表示される「やる気ゲージ」の存在！

やる気ゲージは敵から攻撃を受けるたびに1ずつ増加し、連携攻撃や必殺技等さまざまな行動に使用できます。

まず「畳みかけ」は通常攻撃の後、任意の方向キーを入力することで味方がサポートしてくれるボーナスアクション！

効果は攻撃からバフまでさまざまで、何が出るかは呼びかける側と受ける側の組み合わせで変化するので、上手く使いこなして勝利を目指しましょう。

続いて「やる気解放」はゲージを10消費するいわゆる必殺技！

手描き風イラストがアニメーションのように滑らかに動く迫力の演出は必見です！

特に素晴らしいなと思ったのが地域ごとに異なる戦闘BGMで、ボス戦の曲だけでなんと20以上ものレパートリーが存在するというから驚きです。

さらに本作は『UNDERTALE』『ポケモンシリーズ』等で知られるトビー・フォックス氏から楽曲提供を受けているのも見過ごせないポイント！

コミカルな曲から格好いい曲まで幅広く、ゲーム音楽が好きな方にも是非1度触れて頂きたいクオリティに仕上がっています！

「感情」を制すものがバトルを制す！三すくみを理解しよう

「感情」は本作における属性のようなもので、タイプにより攻撃の効き具合が決まる重要な要素。

相性だけでなくステータスにも影響を与えるため、状況に応じた感情を敵味方に付与し、有利に立ち回りましょう！

戦闘自体は至ってシンプルですが、感情によるステータス変化を利用して素早さを高めたり、防御を捨てて攻撃力を上げたりと、状況に応じた取捨選択が楽しめる戦略性の高さが魅力です。

また、特定の「感情状態」になった敵を倒すとアイテムのドロップ率や経験値が増えるなど、さまざまなボーナスが得られるのでレベル上げ時にも重宝します。

正直序盤はそこまで気にする必要のない感情システムですが、中盤以降のボス戦においては有利な属性での立ち回りがほぼ必須となるため、覚えておいて損はありませんよ。

「どうやって倒すの！？」というような強敵が相手でも、感情変化をうまく使えばサクッと倒せることが多々あるので、是非活用してみて下さいね！

配信プラットフォーム
Switch、Steam、PS4、XBOX

OMORIの序盤攻略

ゲームは真四角の白い空間「ホワイトスペース」からスタート。
スケッチブック内の狂気あふれるイラストが不安を煽りますが、まずは部屋にあるものを全て調べてみましょう。

金属が落ちるような音が響きメッセージが表示されたら、部屋の外を調べて「ピカピカのナイフ」を拾います。

ただし部屋の外を徘徊する赤い手に捕まると元の場所に戻されてしまうので、近づかないよう注意しましょう。

本作は敵が強め&被ダメが痛めなので、ダンジョン内に回復ポイントを見つけたタイミングで、こまめなレベル上げを推奨します。

ダメージが通りにくい敵はケルのスキル「いらつかせる」で攻撃アップ＆防御ダウンの状態にすると倒しやすくなりおすすめです！

少々手間ですが、受けたダメージは1戦ごとに回復ポイントに走って回復させておくと安心。

序盤はイセカイの廃品投棄所でレベル10くらいまで上げておくと、後の戦いがグッと楽になりますよ。

物語の節目にホワイトスペースに戻った際、何をするか分からなくなったらメニューを開いてみましょう。とあるコマンドが増えているかも……。

物語は中盤に大きな分岐点が存在するマルチエンド方式のため、イセカイをクリアしたタイミングで別スロットにセーブデータを残しておくことを強くおすすめします。

OMORIのレビュー、評価まとめ(総評)

もず

かなり人を選びますが刺さる人にはしっかり刺さる作品！

『OMORI』は夢と現実、2つの世界を冒険しながら登場人物たちの抱える闇に迫るRPG。

ストーリーの穏やかさと不穏さのバランスが絶妙で先が気になる作りはお見事！

少々戦闘のテンポが悪かったり、移動が不便だったりと気になる点はありますが、欠点を補って余りある面白さでした。

ホラー要素について、個人的には視覚的な恐さよりも「この先を見るのが恐い……」というような精神的な恐さが強かった印象です。

例えば森を歩いてたらかわいい生き物の死体が並んでいたり、電車に乗ったら化け物に追いかけられたりと……油断した頃に突然恐怖が襲ってくるので、ホラーがめっぽう苦手な筆者はドキドキが止まりませんでした。

間違いなくプレイヤーの精神を抉りにくる作品なので万人にはおすすめできませんが、独特な世界観とイラストに惹かれたら是非チェックしてみて下さい。

配信プラットフォーム
Switch、Steam、PS4、XBOX

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