この記事では無料で遊べるスマホゲームアプリ『KOF:サバイバルシティ』を実際にプレイしゲームが気になっている方に向けて分かりやすく解説しています。
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レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!
『KOF:サバイバルシティ』は、JOYCITY Corp.がリリースした戦略シミュレーション。SNKの人気格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS(以降「KOF」)』シリーズを題材としたタイトルで、過去作とは違ったテイストの『KOF』が楽しめる。
『KOF』の人気ファイターが忙しく戦う見ていて楽しいセミオートバトルから、手堅い作りで誰でも都市の発展が楽しめる建設要素、3マッチパズルやギルド系コンテンツ、キャラクター育成まで、原作ファンにもオススメしたい新たな『KOF』に仕上がっている。
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (4.0) |
グラフィック | (4.0) |
世界観 | (4.0) |
コンテンツ | (4.0) |
BGM | (4.0) |
総合評価 | (4.0) |
Apple Store(—) | Google Play(4.4) |
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
『KOF』シリーズの人気キャラと街づくりが楽しめる 見ていて楽しい3Dバトルの動き 村ゲーらしいコンテンツの豊富さ | チュートリアルの物語にややぶつ切り感を感じる |
こんな人におすすめ!
- 『KOF』シリーズのファン
- 戦略シミュレーションを遊ぶ人
- コンテンツが多いゲームを探している人
ここからは『KOF:サバイバルシティ』がどんなゲームなのか特徴別に詳しくレビューしていこう。
KOF:サバイバルシティとは?
『KOF:サバイバルシティ』は、2023年4月19日にJOYCITY Corp.がリリースした戦略シミュレーション。『KOF』シリーズのファイターたちを指揮して都市を構築するアプリゲームとなっており、従来の格闘ゲームのようなアクション要素は存在しない。
シリーズの人気キャラ「八神 庵(やがみ いおり)」や「不知火 舞(しらぬい まい)」といったファイターたちを編成するセミオートバトルや、誰でも遊びやすい“村ゲー”らしいシミュレーション要素など、ファンからシリーズを知らない人まで楽しめる一作品だ。
- 『KOF』の人気キャラクターたちと街づくりが楽しめる!
- 見ているだけでも楽しい肉弾戦主体のオートバトル
- 多数のコンテンツでじっくり遊べる。ファンが気になるネタも?
KOF:サバイバルシティのゲーム内容を徹底レビュー
『KOF』の人気キャラクターたちと街づくりが楽しめる!
SNKが贈る人気格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS(ザ・キング・オブ・ファイターズ)』シリーズの名を1度くらいは耳にしたゲーマーもいるはずだ。
『KOF:サバイバルシティ』はそんな名作格闘ゲームシリーズを題材とした戦略シミュレーション。無論、プレイヤーにアクション操作は一切求められない、純粋無垢なモバイル向けの戦略ゲームである。
本作は『KOF』に登場する秘密組織「ネスツ」の高度な科学技術に支配された世界。プレイヤーは対ネスツを掲げるレジスタンスのリーダーとして、組織から脱走してきた「K’」「マキシマ」「クーラ」の3名と合流する(クーラは途中で加入)。
プレイヤーはネスツに対抗する武力を身に付けるため、都市を発展させながら『KOF』シリーズのファイターたちを仲間にしていくことになる。
作中における主な敵は、ネスツが生み出したゾンビのような「実験体」。
先述したように、主人公(プレイヤー)とK’、マシキマ、クーラの面々を軸に物語が動くので、シリーズファンには原作ゲームでも人気の高さで知られている「ネスツ編」を思い起こすのではなかろうか。
本作はいわゆる「村ゲー」と呼ばれるジャンルだ。しかし放置系RPGのようなマージ(合体)要素が備わっており、プレイヤーが街をデザインしながら発展させていくのが特徴的。
一部の重要な施設は資源を投じてアップグレードできるが、兵力や食料の生産施設にあたっては、同じTierの施設をマージして強化する。施設を増やすほど領土面積が減る関係で、都市管理を徹底する必要性が出てくるため、考えながら発展しなければならないだろう。
ゲームのストーリーはチュートリアルを兼ねた「チャプター」の一部なので、物語性は薄いが、世界観に対する大まかな理解はしやすい。また、シリーズのキャラクターは“戦闘で頼れるパーティーメンバー”といった立ち位置となり、物語にはほぼ登場しない。
ファンはガッカリしそうなものだが、本作を機会に『KOF』シリーズの更なる認知度拡大と、新規プレイヤーの獲得ができるのであれば、このような構造も断腸の思いで受け止めて欲しいところだ。
見ているだけでも楽しい肉弾戦主体のオートバトル
『KOF』シリーズはその歴史が長いだけあって、緻密で美しいドット絵の時代があった。本作リリース時点の最新作『KOF XV』は、コンソールタイトルに相応しい3Dグラフィックとなっている。
そして本作では“モバイル向けアプリゲーム”の特色を推し出した、ややデフォルメの効く3Dモデルが採用されている。
さすがに本編に比肩し得るほどのリッチさはないものの、多くのプレイヤーが所有している「スマートフォン」という最大級のプラットフォームで、各キャラクターの特徴を上手く捉えたモデルは、バトル中の動きも相まって満足できるものだ。
題材の『KOF』が格闘ゲームなので、もちろんプレイヤーが編成するキャラクターの攻撃は皆「肉弾戦」が主体。よく動き、よく暴れている印象である。
バトルは半自動式のセミオートバトルが採用され、クールタイムとコストが溜まればスキル発動を手動で行える。キャラクターのスキルごとに「攻撃範囲」が定められているから、敵の密集した箇所に放つ…といった具合だ。
チャプターが進めば戦闘のフルオート化と倍速機能が開放される。実は手動でスキルを発動するとカメラ固定&UI非表示の演出が挿入されるのだが、この瞬間も戦闘は続いており、演出終了時まで仲間のスキルを使えないため、現状フルオートの方が有利だったりする。
ちなみにウェーブ制の連続バトルが基本の本作は、ステージ最奥に待ち受けるボス戦の存在が、もっともステージ攻略可否に直結するターニングポイント。ボスが強いのは当たり前でもちょっと嬉しい。
道中設置された回復アイテムでHPを回復したり、爆発系オブジェクトを起動して敵の大群に大ダメージを与えて有利に戦闘を進めるなど、ギミックの積極的な活用が攻略のカギになる。
バトルでフィールド内を忙しく動き回るファイターたちの戦闘は見ているだけでも楽しい。
市場に出回る多くのターン制バトルを採用した放置系RPGと比較すれば、明らかに本作の方が“アクションの強さ”を感じられるし、ガチャでキャラクターを狙う動機にだってなり得る。お馴染みの必殺技をブチかます感覚をファンも臨んでいることだろう。
多数のコンテンツでじっくり遊べる。ファンが気になるネタも?
都市の発展はエリアの開拓から始まり、行き着くとこまで行けば各施設のグレードアップに帰結する。どの戦略シミュレーションにおいても共通することで、プレイヤーの都市計画はここから本当の始まりを迎えるのだ。
『KOF:サバイバルシティ』もそういったセオリーに則り、主要コンテンツが開放されるまではチャプターのシナリオを読み進めながら基本を学べる。
ゲームの進捗に従い、必然的に所有するキャラクターたちが強くなるのは本作でも同じ。また、次第に資源が足りなくなってダンジョン探索を余儀なくされる設計も、ほとんどのタイトルと共通している点だ。
戦略シミュレーション経験者は、きっと説明不要で遊べることだろう。「同ジャンルは本作が初めて」というプレイヤーは、むしろ他の戦略シミュレーションが受け入れやすくなるに違いない。
ゲーム内におけるコンテンツの数はジャンルの性質上やはり担保されている。ワールドマップの開放以降、ギルド系コンテンツや資源の獲得先増加による領土争いなど、遊び方の自由度が一気に広がりを見せる。
なお、チャプタークリア後はゲームの具体的な遊び方について特に指示がない。ワールド内チャット、あるいはギルドチャットから得られる情報を基に、今後の方針を決めると良いい。
可能な限りお気に入りのファイターを育成した上でガチガチの戦闘系ギルドに加入しても良いし、特にノルマ指定のないゆるいギルドでのんびりしても良い。ソロで挑戦するコンテンツもあるので、そちらを極めてみるのも面白いだろう。
『KOF:サバイバルシティ』では何故か「3マッチパズル」まで遊べる。他にもキャラクターの詳細なプロフィールが読めたり、ガチャの演出画面が懐かしそうなキャラクター選択画面を模していたりと、あらゆる箇所に楽しめるネタが溢れている。
シリーズをあまり知らない筆者でも、何か原作ファンの琴線に触れるものが多くありそうだと察せられるほどで、コンテンツそのものは充実していると言えよう。
KOF:サバイバルシティの序盤攻略
冒頭は「チャプター」を進めて、ゲームの基本となるコンテンツを開放したい。チュートリアルは筆者の体感的にそこまで長いものではなさそうで、戦略シミュレーションの中ではチャプター完走が早い部類かもしれない。
リセマラについてはプレミアム召喚が10連、一般召喚が40連の合計50連分で回せるが、バトルの倍速機能やスキル自動発動機能の開放が遅いために周回効率が悪い。あまりオススメはできない。
KOF:サバイバルシティの事前登録特典
事前登録者数100万人を突破した『KOF:サバイバルシティ』を始めると下記の事前登録を入手できる。
- プレミアムコイン×10
- 一般コイン×40
- 食料×60,000
- ドル×5,000
- 共用加速1時間×10
- ファイターの経験値×8,000
- Tier2アクセサリー3種類(不知火 舞 用)
KOF:サバイバルシティのレビュー、評価まとめ(総評)
『KOF』シリーズを戦略シミュレーションに仕立てたのは、原作ファンにとって何か思うところがありそうだ。筆者としては上手く「村ゲー」の基本を抑えて、本作ならではのバトル表現と、原作が持つエッセンスを少しでも抽出しているように感じられた。
物語とニコイチの「チャプター」も、下手に多数の人気キャラクターを出さないからこそ、まとまりがあったと思える。人気キャラクターはプロフィールでも詳細を読めるし、本作を機に「本編を始めてみようかな」と考えるプレイヤーは十分いそうだ。
- 『KOF』の人気キャラクターたちと街づくりが楽しめる!
- 見ているだけでも楽しい肉弾戦主体のオートバトル
- 多数のコンテンツでじっくり遊べる。ファンが気になるネタも?
動画
KOF:サバイバルシティのアプリ情報
アプリタイトル | KOF:サバイバルシティ |
ジャンル | 戦略シミュレーション |
会社 | JOYCITY Corp. |
配信日 | iOS:2023年4月12日 Android:2023年4月12日 |
価格 | 基本無料(ゲーム内課金あり) |
公式サイト | KOF:サバイバルシティ公式サイト |
公式Twitter | KOF:サバイバルシティ公式Twitter |
対応機種 | iOS12.0以降 /Android5.1 以上 |
サイズ | 899MB~ |
レビュー日 | 2023年4月19日 |
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