この記事では買い切りで遊べるスマホゲームアプリ『Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)』を実際にプレイしゲームが気になっている方に向けて分かりやすく解説しています。
『Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)』はios:1,000円/android:850円でインストール可能です。
レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!
『Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)』は、2023年5月23日にPlaydigiousから配信されたストラテジー。Switch/PCでも配信されており、非常に高い評価を獲得している人気作となっている。
ゲームの主役を飾るのはダンジョンを攻略する冒険者ではなく、ボス敵と部下のモンスターという斬新さが特徴的。また、ローグライト要素を取り入れたダンジョンの運営要素が、多彩な戦術とビルドを生み出している。
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (5.0) |
グラフィック | (4.5) |
世界観 | (5.0) |
コンテンツ | (3.5) |
BGM | (4.0) |
総合評価 | (4.4) |
Apple Store(3.9) | Google Play(3.9) |
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
悪役側になり切れる没入感の高さ 罠と仲間を駆使する対冒険者プレイ ダンジョンの運営を決めるSLG要素 | 日本語の文字化けが酷い |
こんな人におすすめ!
- 戦略的なゲームが好きな人
- シュールなゲームに惹かれる人
- 悪役として冒険者に対峙したい人
ここからは『Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)』がどんなゲームなのか詳しくレビューしていこう。
Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)とは?
『Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)』は、2023年5月23日にPlaydigiousが発売したストラテジーで、冒険者に立ちはだかるモンスター視点のゲームとなっている。
ローグライト要素を取り入れたストラテジーで、ダンジョンを運営しながら宝物を狙う冒険者たちを撃退。ダークな見た目以上に誰でも取っ付きやすい魅力的なタイトルだ。(価格はiOS:1,000円/Android:850円)。
- 主役はダンジョンで冒険者を待つ“ボス敵”!?斬新でユニークな切り口
- あらゆる策を講じろ。倒すか追い出すかはプレイヤー次第
- ダンジョンの運営方針を決めて次なる襲撃に備えよ!
Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)のゲーム内容を徹底レビュー
主役はダンジョンで冒険者を待つ“ボス敵”!?斬新でユニークな切り口
このゲームの斬新な切り口は、今までありそうでなかった実にユニークなものだ。悪役を題材とした作品が数多く世に蔓延っているのは紛れもない事実だが、ファンタジー世界の「ダンジョン」を会社のように見立て、モンスターを社員として扱うのが面白い。
近いゲームで例えるならば『勇者のくせになまいきだ。』が相当するのだろうか。本作の場合はよりダークさが滲み出ていて、ブラックユーモアな感性をプッシュしている。
プレイヤーはダンジョンを支配するボス敵として最奥に君臨し、宝物を狙う冒険者たちを迎え撃つ。ゲームの構造そのものは単純で誰もが取っ付きやすいストラテジーだ。
ここでポイントになるのが、“冒険者に対してどのようなアプローチを仕掛けていくのか”というクエスチョン。簡単に言えば、エリアごとにトラップやモンスターを上手く配置して、なるべく少ない損害で冒険者を倒すといった具合である。
この世界ではモンスター同士の社会が成り立っており、ゲーム内ではダンジョンの準備をする過程でそういった細部の世界観を巧みに見せている。本来世界観というものは、造語や物語を通してプレイヤーが思考しながら体験する大事な要素。
しかし本作においてはゲーム内における細々とした描写と、若干のフレーバーテキストだけで、自然とその世界に触れさせる。それにも関わらず、モンスター社会を生きる1人の上司(ボス)になりきって不思議と没入できるのだ。
ダンジョンで冒険者一行と戦うストラテジーの部分がもっとも大きなゲーム要素であるのは変わらない。その中でしれっと副次的に入り込む世界観・空気感といった「テーマ性」に類したものが、“モンスターへの愛着”を生み出していた。
そのせいか1度遊んだだけで「そうか…モンスターたちも大変なんだな…」などと考えずにはいられないのだ。なんだか情のようなものが込み上げてきてしまう。別にモンスターのビジュアルが可愛いわけでもないのにである。
ゲームでは同じ釜の飯を食う仲間としての絆があるのか、仲間のモンスターが倒されるとバフ効果がかかるようなアビリティも見られる。通常のRPGやシミュレーションならば、そのスキルを使う者にキャラクター性が備わることがほとんどなので純粋に納得しやすい。
このゲームの場合、共闘しているモンスターは大体別の種族同士で、おまけにモンスター同士がペラペラ会話している描写もない。キャラクター性などは皆無。それでも静かに“仲間同士の絆”を思わせるポイントがあるので、ちょっとセンチメンタルな気分である。
あらゆる策を講じろ。倒すか追い出すかはプレイヤー次第
ゲームの主な敵である冒険者は、ダンジョンを攻略しようと3人のパーティー編成で侵攻してくる。ダンジョン内はボス部屋へ行き着くまでにトラップ部屋、モンスター部屋と幾つかのセクターに分かれていて、あの手この手で冒険者の侵攻を阻むことになる。
ただしダンジョンは毎ステージ変化する上、モンスターも倒される度にメンタルをすり減らしていく始末。強力な戦術ロジックをいつまでも行使できるとは限らないのだ。
冒険者がモンスター部屋に辿り着くと、RPGのようなコマンドバトルが発生する。プレイヤーが配置したモンスターたちを使用して、満身創痍の冒険者たちを倒すパートである。
素早さが早い順に行動できるため、移動速度を低下させるスキルや、「毒」「やけど」状態など、毎ターンDoTダメージを与えるスキルが強力で便利だ。冒険者はタフで高火力な者が多く、戦闘は常に考えさせられる。
冒険者はHPのほかに「士気」があり、これを減らすことで倒さなくても撤退させられる。こちらが自信タップリに強力な攻撃を仕掛けるも、それを余裕で耐え凌ぐ者が中にはいるので、そういった場合には士気を減らす精神攻撃が得策。
冒険者パーティーの構成次第だが、HPの削り合いを純粋に行うよりは士気を減らす方向にシフトするのも戦術としては良さそうだ。ダンジョン(会社)のボス(CEO?)として、臨機応変な運営方針が求められてくる。
さらに前項で紹介した通り、モンスターたちにはメンタルの概念「モチベーション」が存在しているので、彼らのことを気にかけてあげなければならない。
モンスターは倒される度にモチベーションが減っていき、ゼロになると「燃え尽き症候群」を発症する。この状態ではしばらく戦闘に出撃ができないので、発症を防ぐ意味でも定期的な宿舎の休息を与えてあげたいところだ。全てはボスの采配に委ねられている。
ダンジョンの運営方針を決めて次なる襲撃に備えよ!
戦闘が発生しない時期はダンジョンの運営方針を決めて、次なる戦いに備えておくのが本作の主なパワーアップ要素。
一定以上のスケジュールをこなすと、また冒険者との戦闘が始まり、その戦いを終えると再びダンジョンでの施策を決めていく。これらのサイクルをこなしつつ、最終的に訪れる強力な冒険者との決戦に備えることになる。
発生イベントはプレイヤーの選択次第で得られる効果がそれぞれ異なる。スケジュール内の中で登場するイベントすら選択式なのに、個々のイベントにまで選択肢が登場しているワケだ。
幅広く多彩な選択肢が生まれる反面、プレイヤーの戦術が固定化され難いローグ系らしい要素と言えるだろう。しかも同時に「血」「涙」「金貨」と3種類のリソースをやりくりしないとならず、ダンジョンを管理するボスを待つのは選択の連続。
時にはコミカルで選択に迷ってしまうようなイベントも存在する。突拍子のないイベントだが、業務ばかりに集中していると個々の仲間たちに対する気持ちが薄れるのは、モンスターの社会においても同じことが言えるのかもしれない。
しょうもないことで頭を悩ませてしまいつつ、その選択が後に大きな分岐点であったなどと、まるで運命に翻弄される中間管理職のような気分が味わえてしまう。
資金を積極的に集めて、モンスターたちを育成することも大切だ。レベルは高ければ高いほど冒険者との戦いで単純に活躍できるだろう。また、同じ種族のモンスターであったとしても、1体ずつそれぞれ名前が違うというのも良く出来ている。
別に名前を覚える必要はないのだが、没入具合やモンスターへの思い入れに多少の変化を生じさせていると思えた。“できる上司”として立派にダンジョンのボスを務めよう。
Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)の序盤攻略
本作はダンジョンのエリア数ステージに渡って冒険者を苦しめていくストラテジーゲームだ。その特性から考え得るに、継続的なダメージを与える状態異常系の攻撃は恩恵を受けやすい。最初のうちは安定性を考えて、長期戦前提のビルドを意識すると良いだろう。
Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)のレビュー、評価まとめ(総評)
ローグライトならではのゆるく遊びやすいランダム性と、思慮深い判断が冒険者を撃退に導くストラテジー要素が絶妙にマッチしている。本作はPCとSwitchでも遊べるタイトルだが、スマートフォンで遊べるメリットは大きいと思えた。
ただし、記事執筆時点(※ 2023年6月1日)では日本語の文字化けが目立っていて、スマートフォンプレイでの処理落ちもかなり目立つ。アップデートで改善されれば、言うまでもなく金賞をあげたいタイトルだ。
- 主役はダンジョンで冒険者を待つ“ボス敵”!?斬新でユニークな切り口
- あらゆる策を講じろ。倒すか追い出すかはプレイヤー次第
- ダンジョンの運営方針を決めて次なる襲撃に備えよ!
動画
Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)のアプリ情報
アプリタイトル | Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ) |
ジャンル | ストラテジー |
会社 | Playdigious |
配信日 | iOS:2023年5月23日 Android:2023年5月23日 |
価格 | iOS:1,000円 Android:850円 |
公式サイト | Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)公式サイト |
公式Twitter | Legend of Keepers(レジェンドオブキーパーズ)公式Twitter |
対応機種 | iOS13.0以降 /Android9.0以降 |
サイズ | 695.7MBMB~ |
レビュー日 | 2023年6月1日 |
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