この記事では買い切りで遊べるスマホゲームアプリ『違う冬のぼくら』を実際にプレイしどんなゲームアプリなのかを読者様に向けてわかりやすくレビュー、解説しています。
『違う冬のぼくら』はiOS/Androidともに710円で購入可能です。
本作は1人では遊べません
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レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!
『違う冬のぼくら』がどんなゲームアプリなのか簡単にまとめているのでサクっと知りたい人はここだけ読もう。
違う冬のぼくらはどんなゲーム?
遠い日に置いてきた大切な思い出を探しにいきませんか?
『違う冬のぼくら』は「ここではないどこか」を目指す少年たちの冒険を描いた2人プレイ専用パズルアドベンチャーゲーム。
それぞれの世界が「動物」と「機械」に見えるようになってしまった2人の少年が、元に戻る方法を探してギミックだらけの森を攻略していく、不思議な旅が楽しめます。
以心伝心レベルのコンビネーションを必要とするため、通話しながらのプレイは必須。恐ろしくもどこか切ないストーリーが胸を打つ神ゲーです。
違う冬のぼくらの評価
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (4.0) |
グラフィック | (5.0) |
世界観 | (5.0) |
コンテンツ | (3.0) |
BGM | (4.0) |
総合評価 | (4.2) |
Apple Store(4.3) | Google Play(4.6) |
違う冬のぼくらの良い点・イマイチな点
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
それぞれに見えるものが異なる独創性 かわいいドット絵 歯ごたえバツグンのパズル要素 | スマホ版の操作性がいまいち 稀にバグあり |
こんな人におすすめ!
- 2人で遊べる作品を探している人
- 謎解きやパズルゲームが好きな人
- かわいらしいドット絵に惹かれる人
ここからは『違う冬のぼくら』について実際に遊んだ体験をもとに、詳しくレビューをおこなっていきます。
違う冬のぼくらとは?
2023年8月10日にKodansha Ltd.よりサービスが開始されたスマホゲームアプリ『違う冬のぼくら』は、『ひとりぼっち惑星』のところにょり氏が送る2人プレイ専用のパズルアドベンチャーゲームです。
2023年2月にSteamにてアーリーアクセスを実施し、累計9万ダウンロードを突破した話題作がスマートフォン&Nintendo Switchに対応!
異なるプラットフォーム間でのクロスプレイも可能で、お好きな機種で2人プレイを堪能できます。
本発売に伴い最終ステージのギミックを一新&アーリーアクセス版のその後を描いた追加エンディングも実装されており、これからプレイされる方にも、既にプレイ済の方にもおすすめです!
- 協力プレイが楽しい「2人プレイ専用」謎解きパズルアドベンチャー!
- 「動物」と「機械」それぞれに見えるものが異なる世界
- 2人の家出少年が行き着く先は……ノスタルジックな哀愁漂うストーリー
違う冬のぼくらのゲーム内容を徹底レビュー
ここでは『違う冬のぼくら』がどんなゲームなのか特徴別にレビューしていきます。
協力プレイが楽しい「2人プレイ専用」謎解きパズルアドベンチャー!
『違う冬のぼくら』は2人の少年を操作して、不思議な森を探索するパズルアドベンチャーゲーム。
バラエティ豊かなギミックを協力して乗り越える「2人プレイ専用」タイトルで、ワイワイ盛り上がりながら連携プレイを楽しめる作品です。
操作は移動・ジャンプ・物の移動の3種類。木箱を動かして足場にしたり、シーソーで相方を持ち上げたりと、さまざまな方法で難関を突破していきます。
お互いに道を作り合いながら進むギミックが多く、どちらのキャラクターがどう動くか役割分担が攻略のカギを握るでしょう。
何よりも大事なのは諦めない心!
高所からの落下や水面に触れるとステージの初めからやり直しとなりますが、無限に再挑戦できるため、何度でもトライしてみましょう。
進めば進むほど意思疎通の重要性が増すため、リアルタイムに通話しながらのプレイがおすすめです!
あまりにも計算しつくされたギミックの数々に「よくこんな仕掛けを思いつくなぁ」と驚きが止まりません!
閃きと直感で進めていける程よい難易度が魅力的で、パズル初心者から上級者まで幅広く楽しめる内容となっています。
参考までに筆者はスマートフォンとNintendoSwitchでクロスプレイを試みましたが、スマホ側は細かい操作が難しく、慣れるまでにやや時間がかかるかもしれません。
詳しい操作方法は、後述する「序盤攻略」にて解説しているため、協力プレイ時の参考にして頂ければ幸いです。
「動物」と「機械」それぞれに見えるものが異なる世界
最大の特徴は1Pと2Pとで見えるものが異なる斬新なシステム!
2人の少年の目に映る世界は、それぞれ全く異なる景色に見えています。
片方はカラフルな背景と、人々のニッコリした表情がかわいらしい「動物の世界」。もう一方の「機械の世界」は、全てが滅びた後のような寂しげな雰囲気が特徴的です。
世界ごとにマップの構造や動かせるアイテムが異なるのも本作の魅力の1つ。
例えば機械側にある足場が動物側にはなかったり、動物側ではただの箱に見えるものが、機械側ではハシゴに見えていたりします。 相方の活躍で道がひらけた瞬間の驚きと感動は一生モノ。それぞれに主役級の見せ場が存在するのです。
個人的に面白いと感じたのは、機械側が壁に描かれたイラストを動物側に伝えながら協力して進むステージ。
動物側に配置されたスイッチを押すことで機械側の扉が開く仕組みですが、スイッチの位置は機械側からは確認できません。 そのためイラストの特徴を動物側に伝え、仕掛けを操作してもらうことになります。
「人間」「おにぎり」など、パッと一目見て分かる絵柄はまだ良いものの、なんとも形容し難い抽象的な絵柄だった場合は簡単にはいきません。
ちゃっかり似たような絵柄が複数用意されているのもミソで、押す側の混乱を誘います。
このように、言葉だけで意思疎通を図ることの難しさが、本作の魅力を一層引き立てているのです。
互いに見えているものが異なるため、情報共有は必須。コミュニケーションをとりながら手探りで道を切り開いていく過程が非常に面白く、難関を突破できた時の嬉しさと達成感は格別です。
2人の絆を強めてくれる遊び心満載なギミックが詰まった本作。ぜひ大切な人とチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
2人の家出少年が行き着く先は……ノスタルジックな哀愁漂うストーリー
特別寒くもなく雪が降るわけでもないある冬の日のこと。よく似た孤独を抱える2人の少年は家出を決意し、「ここではないどこか」へと旅立つことに。
山の中を歩く2人が目にしたのは鹿の死体。少年たちは初めて見るリアルな「死」に気分が悪くなり意識を失ってしまいます。
目覚めた時には、視界に映る全てがおかしくなっていて……?
1周あたりのプレイ時間は4~5時間程度。遠い日を懐かしむような切ない語り口と優しい雰囲気のドット絵との相乗効果で、プロローグからあふれんばかりのエモさを感じられます。
また、物語は一本道ではなく、重要な場面では「決断」を迫られることも。
選択肢はどちらか一方の意見では選べず、2人の選択が重なった時、初めて物語を進められるようになります。
どちらを選ぶか……互いの意見や情報を元に、結論を導き出す過程はゲームとは思えないほど斬新なもの。 どちらが100%正解とは言い難い選択肢の数々に、心揺さぶられること間違いなし……!
選んだ内容により、後のイベント内容に若干の変化が訪れ、その影響はエンディングにまで及ぶことも。
2周目・3周目と周回を重ねるごとにエンディング内容が微妙に変化するため、周回プレイもおすすめです。2人の選択が導く結末を、ぜひその目で見届けて下さい。
違う冬のぼくらの序盤攻略
タイトル画面ではまず通信プレイの準備を行います。
片方が家マークのアイコンをタップし、7桁のコードを発行。もう片方が矢印マークのアイコンをタップし、伝えられたコードを入力すれば準備完了です。
続くキャラクター選択では、左の少年を選ぶと動物側、右の少年を選ぶと機械側となります。
ネタバレ防止のため詳細は避けますが、動物側にはややグロテスクな描写が含まれるため、怖い表現が苦手な方は機械側でのプレイがおすすめです。
どちらかがキャラクターを選べば自動的にゲームが始まります!
ストーリー中のテキストはどちらかがAボタンを押した時点で文字送りされるため、「読み終わった?」などと声かけしながら進めるのがおすすめです。
自由に行動できるようになってからの、スマホ側の操作方法は以下の通り。
- 画面左側をスワイプ……移動
- 画面右側をタップ……物を掴む
- 画面左または右を上方向へフリック……ジャンプ
主に画面左側は移動・右側は各種アクションに使用します。
ジャンプ操作は左右どちらでも行えるため、基本的には左側で移動しつつ右側でジャンプを行うとスムーズでしょう。
やや独特の操作感となるため、動かせるようになったらあれこれ試して操作に慣れておきたいところです。
参考までにNintendoSwitchではBでジャンプ・Yで物の移動と、普通のアクションゲーム感覚でプレイが可能でした。
セーブは謎解きの合間や会話シーン後などに自動的に行われるため、手動での操作は必要ありません。
万一接続が切れた場合も、同じ相手であれば中断した箇所から再開可能なため、ご安心下さい。
違う冬のぼくらのレビュー、評価まとめ(総評)
ストーリーも謎解きも面白い良作!
通話プレイ前提のため、そこまでシビアな操作は求められず、アクションが苦手な方でもトライ&エラーを繰り返せばクリア可能なレベルでした。
正直な話、パズルや操作よりも一緒に遊ぶプレイヤーを探すのが最も難しい本作。近くにプレイできそうな相手がいない場合、Twitter(X)や各種SNSなどで募ってみるのも1つの手かもしれません。
小さな冒険の果てに待ち受けるのは変わらぬ友情か、それとも……。ひと冬の不思議な物語を、ぜひ友人やご家族(※)と楽しんでみて下さい。
※ 本作は12歳以上対象ソフトであり、やや人を選ぶグロテスク&ショッキングな表現が含まれるため、お子様とのプレイはおすすめできません。
- 協力プレイが楽しい「2人プレイ専用」謎解きパズルアドベンチャー!
- 「動物」と「機械」それぞれに見えるものが異なる世界
- 2人の家出少年が行き着く先は……ノスタルジックな哀愁漂うストーリー
動画
違う冬のぼくらのアプリ情報
アプリタイトル | 違う冬のぼくら |
ジャンル | パズルアドベンチャー |
会社 | Kodansha |
配信日 | 2023年8月10日 |
価格 | 710円(税込) |
公式サイト | 違う冬のぼくら公式サイト |
公式X(旧Twitter) | 違う冬のぼくら公式X(旧Twitter) |
対応機種 | iOS11.0以降 /Android10 以上 |
サイズ | 422.1MB |
レビュー日 | 2023年10月12日 |
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