この記事では無料で遊べるスマホゲームアプリ『Happy Game (ハッピーゲーム)』を実際にプレイしゲームが気になっている方に向けて分かりやすく解説しています。
『Happy Game (ハッピーゲーム)』はios/android:660円でインストール可能です。
レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!
『Happy Game (ハッピーゲーム)』は、2023年2月2日にAmanita Designから配信されたサイケデリックスホラーアドベンチャー。光の点滅が激しい場面があるのでプレイには要注意だ。
とある少年が3つの悪夢の世界を巡るというもので、パズル要素を取り入れたゲーム部分と幻想的な空間やモンスターたちが印象にのこりやすいタイトルだ。ホラーゲームにしてはマイルドなので、ホラー初心者におすすめしやすい。
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (4.0) |
グラフィック | (4.0) |
世界観 | (5.0) |
コンテンツ | (4.0) |
BGM | (4.5) |
総合評価 | (4.0) |
Apple Store(4.6) | Google Play(—) |
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
少年を襲う不気味な悪夢世界観 丁度良い難易度のパズル&ギミック要素 可愛いけどグロい、悪夢らしい描写 | 激しい光の点滅がちょっと心配 |
こんな人におすすめ!
- ホラーゲームが好きな人
- 独創的な世界観に惹かれる人
- パズルゲームが好きな人
ここからは『Happy Game (ハッピーゲーム)』がどんなゲームなのか詳しくレビューしていこう。
Happy Game (ハッピーゲーム)とは?
『Happy Game (ハッピーゲーム)』は、2023年2月2日にAmanita Designが発売したサイケデリックスホラーアドベンチャー。iOS/Androidのほか、Switch/Steam/Win/Macでも遊べる幅広いマルチプラットフォームに対応する。
パズル要素を取り入れたホラーアドベンチャーで、プレイヤーの恐怖心を煽る演出が少ないことから、比較的誰でも遊びやすい1作となる(価格は660円)。
- 少年を襲う不気味な悪夢。映し出されるのは過去のトラウマ?
- 悪夢を乗り越えるためのパズル&ギミック要素
- 気持ち悪い+可愛い+グロい。サイケデリック路線がブレない描写
Happy Game (ハッピーゲーム)のゲーム内容を徹底レビュー
少年を襲う不気味な悪夢。映し出されるのは過去のトラウマ?
「ホラーゲームは苦手だけど、見ている分には問題ない」そんなワガママなユーザーにおすすめしたいホラーゲームこそ、本作『Happy Game (ハッピーゲーム)』だ。
ゲームを起動すると警告文が出るが、本稿でもあらかじめ触れておこう。このゲームは全然ハッピーなゲームではない。なお、演出の一環で光の点滅が激しい描写があるので、遊ぶ前には注意して欲しい。
主人公はやや散らかった部屋で寝ているこちらの少年。ちなみに本作には物語のテキストがなく、どんな舞台背景があって、一体何が起きているのかは全てプレイヤーの想像任せ。
1つだけ明確なのは、少年が不気味でサイケデリックな“悪夢”に囚われてしまうということ。プレイヤーは少年を操作してその悪夢の世界を巡っていくのだ。
ホラーゲームといえばさまざまなジャンルがあるものだが、中でも本作は「アドベンチャー」。アクションゲームではないので、怪物に追われたり身を隠すような緊張感はない。
ひたすら人間の嫌悪感を刺激する“キモチワルイ”が続く一種のアトラクション…なんて表現が正しい。ゆえに、ホラーゲームにしてはマイルドだ。
作中では3つの悪夢を巡ることになるが、ところどころで少年の過去と思われる回想シーンが挿入される。イジメや不幸などの辛い出来事で、そういった日常のもつれから悪夢の世界が生まれたのかもしれない。
この世界の果てに待ち受けるものとはなんなのか。少年を襲う悪夢の真相とは。
テキストで説明されないからこそプレイヤーが考察できる余地があり、ときにそれは作品が持つ深みをクリエイター以上に広げてくれたりする。こういった遊び手主導な楽しみ方ができるのも本作の魅力だろう。
悪夢を乗り越えるためのパズル&ギミック要素
本作はホラーアドベンチャーで、横スクロールの世界を進みながらさまざまな悪夢のシチュエーションを体験することになる。しかし、黙々と横に進み続けるゲームではなく、次の悪夢へ移行するためのギミック処理が待ち受けている。
だから厳密に言えば「ホラー系パズルアドベンチャー」というのが、ゲームジャンルとしては正しい。特にヒントはなく、タップ&スワイプでギミックをうんうん唸りながら解いていく様は完全にパズルゲームのようだ。
ギミックは特に説明されなくてもプレイヤーの直感任せでどうにかなってしまうものばかり。難易度も難しすぎず、簡単すぎない丁度良い塩梅加減。
ホラーゲームを遊んでいるのに何故かパズルゲームを遊ばされている不思議な感覚でもあるのだが、ギミックを解いた後の演出ではちゃんとホラーゲームだということが強調されていた。
しかしながら“ヒントがない”のはかなり思い切ったやり口。筆者自身もパズルゲームはあまり得意な方ではなく、自分から遊ぶことが少ない。
ただ、そういった層のプレイヤーが最後までクリアできるようなバランス感なのは明白で、余程優秀なパズルゲームデザイナーを抱えているのかと勘繰りたくなってしまうほどでもある。
一部のパズルにはひっかけ問題のようなものもあり、これは中々に憎らしい。ネタバレになるので詳しくは触れないが、目の前の問いかけだけが正解だとは限らないと思われる。
本作のパズルはクリアできる難易度と言えども、スライドパズルなど正統派なものではなく、必ず一捻りの工夫が求められてくる。世界観を俯瞰的に見れば達成感の後に次なる悪夢へ招待されるという、実にアンハッピーなゲームでもあろう。
気持ち悪い+可愛い+グロい。サイケデリック路線がブレない描写
怖いというかなんか気持ち悪い。本作で取り扱われるホラー成分とは概ねそういった分類になるのだろうか。
主人公はやたらキャッチーな見た目の割に、悪夢を彩るあらゆるモンスターたちはどれも登場の仕方やその造形、果てには挙動に至る細部の部分までひたすら気持ち悪くてギャップが堪らない。
話題はやや逸れるが、人間が見る「夢」のストーリーとは、中々ロジックで説明し切れるほどに整合性が取れないものだ。誰もが意味不明な夢を1度や2度くらい見たことがあると思う。
恐らく『Happy Game (ハッピーゲーム)』の世界ではそのような誰もが経験し得る普遍的なあるあるを落とし込んでいる。何が起きるか分からない。何故そうなったか理解不能。演出の中にはそれらが明確に盛り込まれている。これが気持ち悪さの正体でもあるだろう。
また、作中に登場するモンスター(?)たちもよくよく見ると実は可愛げがあるデザインの者もいる。どこか不気味さは残しつつ、ちょっと間の抜けた憎めないカンジが可愛いのだ。
実際には「サイケデリックスな悪夢」のコピーが示す通り、彼らは悪夢が映し出す幻惑に過ぎないのだが。しかも彼らは無惨な姿にされるグロめなシーンも多い。悪夢らしいと言えば悪夢らしい描写だろう。
Happy Game (ハッピーゲーム)の序盤攻略
本作では3つの悪夢を巡ることになり、そのうち1つの悪夢さえ乗り越えてしまえばゲームの大まかなシステム…というよりパズル&ギミック要素は感覚で掴めてしまえるだろう。
攻略のコツとしては、ギミックの中で微かに見える整合性を意識すること。象徴的で申し訳ないが、それが唯一のヒントでどのギミックにも共通していることである。
Happy Game (ハッピーゲーム)のレビュー、評価まとめ(総評)
ホラーゲームとして見たらそこまで怖くはない。また、ガチガチのホラージャンルを所望する人には物足りなさを感じてしまうのも間違いないだろう。ただ、パズル要素を取り入れたのは、次の未知なる悪夢を体験する上でも上手く作用しているように思えた。
- 少年を襲う不気味な悪夢。映し出されるのは過去のトラウマ?
- 悪夢を乗り越えるためのパズル&ギミック要素
- 気持ち悪い+可愛い+グロい。サイケデリック路線がブレない描写
動画
Happy Game (ハッピーゲーム)のアプリ情報
アプリタイトル | Happy Game (ハッピーゲーム) |
ジャンル | サイケデリックスホラーアドベンチャー |
会社 | Amanita Design |
配信日 | iOS:2023年2月2日 Android:2023年2月2日 |
価格 | iOS:660円 Android:660円 |
公式サイト | Happy Game (ハッピーゲーム)公式サイト |
公式Twitter | Happy Game (ハッピーゲーム)公式Twitter |
対応機種 | iOS13.0以降 /Android6.0 以上 |
サイズ | 1.1GB~ |
レビュー日 | 2023年7月1日 |
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