この記事では無料で遊べるスマホゲームアプリ『エーテルゲイザー(エテゲザ)』を実際にプレイしゲームが気になっている方に向けて分かりやすく解説しています。
レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!
『エーテルゲイザー(エテゲザ)』は、Yostar Gamesから配信された3DアクションRPG。3人1組でバトルに臨むYostar初の本格アクションゲームで、過去作と比較しても高いクオリティを誇るタイトルだ。
仲間と放つ連携奥義や役割を駆使したロールプレイ、スピード感溢れる爽快なコンボアクションと、直感的に楽しめる操作性は魅力的。また、仮想世界を舞台にしたSFシナリオはフルボイスで、育成やサブコンテンツも充実している。
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (5.0) |
グラフィック | (4.0) |
世界観 | (4.0) |
コンテンツ | (5.0) |
BGM | (4.0) |
総合評価 | (4.4) |
Apple Store(3.5) | Google Play(2.9) |
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
スマホゲーム最高峰の3Dアクション 文庫本レベルのシナリオボリューム 楽しめるサブコンテンツが充実 | 全体的に分かりにくい箇所が多い |
こんな人におすすめ!
- 爽快なアクションゲームを探している人
- Yoster作品のファン
- 魅力的な世界観・キャラクターを求めている人
ここからは『エーテルゲイザー(エテゲザ)』がどんなゲームなのか詳しくレビューしていこう。
エーテルゲイザー(エテゲザ)とは?
『エーテルゲイザー(エテゲザ)』は、2023年5月23日にYostar Gamesから配信された3DアクションRPG。プレイヤーは仮想世界「ガイア」を守る組織「エーテルゲイザー」の責任者・アドミンとして、共に戦うモディファイア(キャラクター)たちを指揮していく。
個性豊かなキャラクターを演じる豪華声優陣たちが、一見人を選びそうなSF世界を親しみやすく作り上げる。全体的にハイスペックなスマートフォンでこそ真価を発揮する作風だが、Yosterの新たな主力タイトルに相応しいクオリティを誇っている。
- 仲間との連携やスピード感溢れる爽快な3Dアクションがアツい
- 仮想世界の壮大なシナリオをフルボイスでたっぷり楽しめる
- ローグライクやレイド、個別エピソードなど充実のコンテンツ
エーテルゲイザー(エテゲザ)のゲーム内容を徹底レビュー
仲間との連携やスピード感溢れる爽快な3Dアクションがアツい
『アズールレーン』などの人気タイトルで知られる実力派パブリッシャー・Yosterから配信された『エーテルゲイザー』。本作は同社にとって初の本格3Dアクションタイトルだ。
2名のNPC+プレイヤーが操作するキャラクター1名の“スリーマンセル”が特徴的で、ハイスピードかつ時に仲間との連携が重要となるガチガチのアクションゲームである。ちなみにコントローラー操作をリリース時からサポートしている。
基本操作をバーチャルパッドにて行う本作では、当然のことながら使用するキャラクターごとに固有のアクションと異なる戦闘スタイルにて、明確な差別化が図られている。しかもゲームがスピーディなのでキャラ性能を把握しておらずとも爽快なバトルが楽しめてしまう。
また、アクションゲームに必要不可欠な「コンボ」「ジャスト回避」はそのまま抑え、一方的に攻撃可能な「モディファイドモード」なるチャンスタイムが独自に備わった。頭の中で思考するよりも、直感に任せてバカスカとスキルをブチ込めるのが楽しい。
本作はキャラクターの扱う武器も実に多彩で、剣・刀・槍・弓・銃・拳・魔法…etcと幅がとても広い。武器や戦闘スタイルからキャラクターを選択しても良いし、その者にしかできない「役割」を重視した、RPGさながらのパーティ編成も自由。
特に高難易度のボスは一撃の重みが明らかに違うので、回復できるメンバーを入れるプレイヤーは多いと思う。しかしウデに自信があって浪漫を重視する歴戦のアクションプレイヤーならば、刀1本の剣戟を容易く興じられるほどアクション性は高い。
とはいえ、ただスキルやコンボでゴリ押すだけというのはいささか華がない。「連携」×「連撃」と公式で謳うように、特定のキャラクター同士で発動できる演出付きの強力な「連携奥義」はバトルで大いに役立つし、見応えだって感じられるから意識はしたい。
同系統のキャラクターを編成して得られるバフのボーナス効果も存在しており、突き詰めていけばプレイヤースキルとキャラクターの組み合わせをことさら両立していくことになるだろう。この2つが上手く作用してこその『エーテルゲイザー』である。
なお、キャラクターが持つ3つの「スキル」は攻撃の選択肢を増やすオマケではなく、それぞれが別のスキルに繋がったり、威力を強化したりと、次のアクションになにかしら効果をもたらす。
クールタイムにエネルギー消費など、全キャラクターに言える平等な条件下において、スキルの特性を把握しておくのが気持ちのよいゲームプレイに繋がる。しかし本作はコアなコンボゲーではないので、多くのプレイヤーが気軽に楽しめるのは間違いない。
仮想世界の壮大なシナリオをフルボイスでたっぷり楽しめる
Yosterがパブリッシングするゲームアプリはどれもストーリーにおける評価が高い。本作は遥か未来のSF世界を題材とし、固有名詞の多さと世界設定の複雑さが若干人を選ぶかもしれない。
それでも日本の豪華声優陣によるフルボイスな語りと、ローカライズ後のわかりやすい日本語校正力はさすがのYosterといった感触。特に難解そうな世界設定は冒頭ナレーションで簡潔に解説されるので安心だ。
中華系タイトルの多くで見られるもっとも悩ましい部分が、本国ならではの台詞回しや日本で通じない、あるいは違和感のある言葉選びだろう。Yosterの関わる『エーテルゲイザー』はもちろんそういった心配がない。
「お前は本当に日本のゲームじゃないのか?」と、疑いたくなるほどあまりに自然な脚本なのである。物語の展開も非常に掴みやすい。問題があると言えば、せいぜい会話中に突然出てくる見知らぬ横文字に翻弄される程度のものだ。
本作の世界はテクノロジーが発達した世界で、人類は肉体と意識を切り離し、仮想世界の地球「ガイア」に住んでいる。そこに出現するようになったバグ「ヴィスベイン」に対抗するのが主人公のアドミンと「モディファイア」と呼ばれる戦士である。
モディファイアは個性と意思を持つのでほとんど人のように見えるが、唯一ヴィスベインに対抗できるプログラムでしかない。プレイヤーは人間として、そんなモディファイアたちを率いる組織の新人責任者になり、人々の平穏を守っている。
前述した通り世界設定の根幹についてはやや複雑な印象を受けるが、キャラクター同士の会話はとても親しみやすく、その場の状況と人間関係がかなり明瞭だ。シナリオ自体が勧善懲悪モノに近いので、その辺りの馴染みやすさが日本人と好相性なのかもしれない。
また、本作は美少女キャラクターが多いものの、男性側も負けじとクセつよで憎めない者が多い。声優陣の演技は熱が篭っていて、モブキャラクターが大変素晴らしい仕上がりになっている。
『エーテルゲイザー』は正式リリースの時点から12万字におよぶ文庫本1冊相当のシナリオテキスト量を持ち、アクションを遊びながらの重厚なメインストーリーをも楽しめる。
スチルイラストの豊富さ、ユニークな掛け合い、豪華声優陣たちのボイスと、物語だけを切り取ったとしてもクオリティが高い。世辞を抜きにしてアニメ化できそうなシナリオ構成であり、頭にスッと入るストーリー展開が今後も新参アドミンたちを虜にすることだろう。
ローグライクやレイド、個別エピソードなど充実のコンテンツ
リリース時点からメインストーリーのほかに多数のサブコンテンツが用意されており、ルーキープレイヤーにとっても遊びごたえは十分だ。
バトルが主体になるコンテンツは多いが、所有していないキャラクター(モディファイア)を使用するものだったり、マップを探索しながら仲間を強化していくものだったりと、スタミナに囚われないモードが豊富。
倒すと難易度が向上するレイド系のボスバトルでは、報酬の専用通貨を集めると、なんと最高レアリティのモディファイアとの交換が可能に。
どのコンテンツにおいてもプレイヤーにとって魅力的な報酬が用意されていて、それだけで遊ぶモチベーションに繋がりやすいのが嬉しいところ。案外純粋なボスバトルが楽しめるという点が響くプレイヤーもいそうなものである。
昨今で当たり前になってきたローグライクなバトルコンテンツはしっかりと完備している。本来であれば攻撃役に向かないキャラクターがパワーアップを重ねて、前線で戦えてしまうなど“それらしい遊び方”も可能だ。
いずれも短期シーズン制なので、報酬を逃すまいと遊び続ける心理はプレイヤーに働く。そのためサブゲーとして『エーテルゲイザー』を遊ぶのは、少し荷が重いと思う。
サブコンテンツの中でもとりわけ触れやすいのは、キャラクターとの好感度を上げて解放されていく個別エピソード「ハートリンクストーリー」だろうか。実はフルボイスなのはメインストーリーだけではなく、こちらのサブストーリーにおいても当てはまるのだ。
主人公とキャラクターたちの日常を描いた内容になっており、メインストーリー中だけでも個性のあるキャラクターをさらに深掘りしてくれている。バトル、物語本編、サブコンテンツと、総じて密度の濃いボリューム感であった。
エーテルゲイザー(エテゲザ)の序盤攻略
ゲーム序盤はプレイヤーレベルを「30」に上げることを意識しておくと遊びの幅がグッと広がる。目安となるのはメインストーリー第5章のクリアになるだろう。短期シーズン制のコンテンツはあるが、別段急いで遊ぶ必要は感じられない。
リセマラは1周15分程度で50回以上は回せる。気になる人は挑戦しても良い。ただし、名前の重複は不可となるのでそこだけは注意しておきたい。
エーテルゲイザー(エテゲザ)の事前登録特典
事前登録者数20万人を突破した『エーテルゲイザー(エテゲザ)』では事前登録特典として下記がプレゼントされる。
- アインソフィエル×20,000
- 神力因子×300
- MF検索用カード×30
- 戦記録Lv.3×3
- 上級エレメンティウム結晶×3
- ★4黙示録×5
- アイコンフレーム×1
- 採用証明書
- 潮音・ポセイドン(私服・恋海)
エーテルゲイザー(エテゲザ)のレビュー、評価まとめ(総評)
本作はYoster初の3Dアクションタイトルと、かなり大きなセールスポイントを誇っていたのにもかかわらず、意外なことにリリースまでの認知度・盛り上がり方がイマイチであった。ハイテンポな3Dアクションは難しそうに見えるし、世界観も人を選びそうだ。
しかしながらこれまでYosterがリリースしてきたタイトルの中では抜きん出たクオリティを誇っており、遊んでみると取っ付きやすいポイントも多い。粗がないとは言えないが、同社の次期主力タイトルと見ても問題はないIPだろう。
- 仲間との連携やスピード感溢れる爽快な3Dアクションがアツい
- 仮想世界の壮大なシナリオをフルボイスでたっぷり楽しめる
- ローグライクやレイド、個別エピソードなど充実のコンテンツ
動画
エーテルゲイザー(エテゲザ)のアプリ情報
アプリタイトル | エーテルゲイザー(エテゲザ) |
ジャンル | ハイスピード爽快アクション |
会社 | Yostar Games |
配信日 | iOS:2023年5月23日 Android:2023年5月23日 |
価格 | 基本無料(ゲーム内課金あり) |
公式サイト | エーテルゲイザー(エテゲザ)公式サイト |
公式Twitter | エーテルゲイザー(エテゲザ)公式Twitter |
対応機種 | iOS11.0以降 /Android5.0 以上 |
サイズ | 4GB~ |
レビュー日 | 2023年5月24日 |
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