この記事では無料で遊べるスマホゲームアプリ『マブラヴ:ディメンションズ(マブD)』を実際にプレイしゲームが気になっている方に向けて分かりやすく解説しています。
レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!
『マブラヴ:ディメンションズ(マブD)』は、NextNinjaから配信された人気SFアドベンチャー『マブラヴ』シリーズ初のアクションRPG。前身となる『イモータルズ:マブラヴ オルタネイティヴ』を改修する形で2度目の正式リリースを迎えることになった。
4機の戦術機を編成して群がる「BETA」を撃破する爽快なバトルと、過去の原作シリーズを再構成した物語など、『マブラヴ』ファンならダウンロードしておきたい1作品。
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (3.0) |
グラフィック | (3.5) |
世界観 | (5.0) |
コンテンツ | (5.0) |
BGM | (4.0) |
総合評価 | (4.1) |
Apple Store(—) | Google Play(2.4) |
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
編成した戦術機が躍動するバトル 原作物語を再構成した「確率時空」 BETAとの新たな戦いを描く物語 | 画面の情報量が多くて視認性が悪い |
こんな人におすすめ!
- 『マブラヴ』シリーズが好きな人
- 読み応えのあるノベルゲームが好きな人
- SF作品、ロボット作品が好きな人
ここからは『マブラヴ:ディメンションズ(マブD)』がどんなゲームなのか詳しくレビューしていこう。
マブラヴ:ディメンションズ(マブD)とは?
『マブラヴ:ディメンションズ(マブD)』は、2023年7月11日にNextNinjaから配信されたアクションRPG。タップ操作で簡単に遊べるアクションRPGになっており、スマホゲームらしい手軽なゲーム性となっている。
新規ファンが原作ストーリーにそのまま触れられるコンテンツ【確率時空】によって、過去のタイトルをイチから楽しめる。
- 戦術機を編成して群がる敵の群れを突破する爽快バトル
- 原作の物語を再構成した【確率時空】で過去シリーズが楽しめる!
- シリーズ共通の敵「BETA」との新たな戦いを描く新ストーリー
マブラヴ:ディメンションズ(マブD)のゲーム内容を徹底レビュー
戦術機を編成して群がる敵の群れを突破する爽快バトル
âge(アージュ)が制作した成人向けの恋愛アドベンチャー『マブラヴ』シリーズ。同シリーズは主人公がヒロインたちと青春を謳歌する学園モノな世界観と、地球外生命隊「BETA」の襲来によって、人類が滅亡の危機にあるSF世界に分岐する人気作だ。
本作『マブラヴ:ディメンションズ(マブD)』は、特に有名な後者のSF世界を軸にするアクションRPG。「戦術機」と呼ばれる人形歩行兵器を駆って、無数のBETAを討ち滅ぼしていく。
シリーズ初の「アクションRPG」となっており、4機の戦術機を編成してフィールド内のBETAを倒し続ける。 攻撃は自動で行われ、編成された戦術機部隊をタップで操りながら、ステージの進捗を進めていくことになる。
ゲームは上から見下ろすタイプの視点だが、戦術機はれっきとした3Dモデル。大量に押し寄せるBETAを捌いていく様相は、アクションPRGというよりシューティングゲームにも近い。
バトル中は敵に対して有利な属性の戦術機で攻勢を仕掛けながら、スキルが溜まれば順次発動させていく。戦術機ごとの装備を活かした強力な攻撃を行い、敵の群れを一気に殲滅できる。ちなみにBETAは倒すと血飛沫を撒き散らすため、実は微妙にグロい。
ただ、スキルはそれぞれの戦術機が専用モーションで攻撃を行うので、こういった細部の演出はこだわりの感じられるところだろう。
アクションRPGと聞いて、バーチャルパッドで直接戦術機を操作できる…もしもそんなゲームを夢見ていたら、期待からは大きく逸れてしまうかもしれない。『マブラヴ』シリーズは元よりアドベンチャーであって、そういったニーズからは遠いジャンルだ。
それでも本作はスマートフォンで手軽に遊べる“カジュアル路線なアクションRPG”であり、原作PCゲーム版などを嗜んできた年齢層には手に取りやすい作風ではないかと思える。もちろん、フルオート操作も完備していた。
オート機能を活用しなければ、部隊を直接動かしてスキルを発動させるのはプレイヤーだ。しかも戦術機のスキルは攻撃範囲が決まっているので、敵が多く存在する方向に手動で放つ方が良い場合もある。
また、ステージの難易度も上がればCPU任せではなく、部隊の進行方向を自分で舵取りしたくなるはず。押し寄せるBETAを自力で掻い潜りながらスキルで一掃する爽快感は気持ちが良く、手軽な操作性も悪くない感触だ。
原作の物語を再構成した【確率時空】で過去シリーズが楽しめる!
本作が『イモータルズ:マブラヴ オルタネイティヴ』から復活を遂げたと言っても過言ではない要素こそ、この【確率時空】システムだろう。一言で言い表すのなら“最強の追体験”。
シリーズ作品がクロスオーバーしやすいスマートフォンゲームの多くには「過去作にも触れてほしい」そんな願いが込められていると筆者は思う。
しかし、このシステムは開発チームのそういった密かな想いをダイレクトにぶつけてきた。なんと原作ゲームをそのままブチ込むカタチでコンテンツとして入れてきたのだ。バカだと思う(褒め言葉)。
厳密には1本のストーリーに再構成されてはいるのだが、アプリを個別のバラ売りで販売せず、ほとんどの過去作がこのゲームだけで遊べてしまう仕組みとなっている。
シナリオはボイス付き。主人公の白銀武にキャラクターボイスはないものの『マブラヴ オルタネイティヴ』をプレイしてみると、ほぼフルボイス仕様だと思われた。絵柄も懐かしさ溢れるPC版のままだろうか。
同作は初代『マブラヴ』の続編にあたるタイトルとなっており、筆者はシリーズ未経験だ。それでも同作が持つSFループモノなシナリオは、物語を読み進める指が止まらない。
シナリオの重厚感については、かの大人気漫画『進撃の巨人』の作者・諫山創が多大な影響を受けたとあって、保証できるほど厚みがある。
「『マブラヴ』シリーズに触れてみたいけど、原作遊んだことないからな…」そう言った無数のゲーマーがきっと泣いて喜ぶであろうあまりに画期的なシステム。シリーズ作品のハードルすら取っ払ってしまった大盤振る舞い。それこそが【確率時空】に他ならない。
章の構成は流石に分割されているが、それでも1章が持つボリュームは相当なもの。他の大手ゲーム会社ならビジネス的にあり得ないコンテンツだが、本作はそれをやってのけている。
その背景には『イモータルズ:マブラヴ オルタネイティヴ』の大失敗があって、その件についての贖罪のようなものすら感じてしまうが…。とはいえ、原作ファンにも新規ファンにも嬉しい最高の配慮と言えよう。
シリーズ共通の敵「BETA」との新たな戦いを描く新ストーリー
「確率時空」による原作追体験とは別に、本作だけの新たなオリジナルストーリーも収録。プレイヤーは民間軍事会社「イモータルズ」の管理官として、一癖も二癖もあるキャラクターたちと共にBETAとの戦いに臨む。
『マブラヴ』シリーズ本編の重厚感とは違ってこちらはマイルドな仕上がりだ。重くシリアスな世界観は変わらないが、キャラクターの掛け合いでバランスを取っている。
物語はBETAとの戦闘中に頭部を負傷した管理官(プレイヤー)が、人の名前はおろか世界の成り立ちすらも忘れてしまう重度の記憶喪失状態からスタート。
あんまりなご都合展開だが、戦闘中の逼迫した状況下でなんとか自分だけは平静でいようとするヒロインの反応が面白く、斬新な始まり方としては個人的に花丸をあげたい。
キャラクターボイスこそほとんどないが、戦術機の立ち絵やスチルイラスト、斬新な物語の幕開けとあって、続きが読みたくなる魅力は継承しているのかもしれない。
主人公を中心に物語が展開する原作シリーズと異なり、イモータルズのいち隊員の立場にあるシナリオでは、キャラクター同士の掛け合いに自然体な空気があった。
ただ、原作シリーズのような純度高めなSFミリタリー要素は少なめで、どこか俗っぽさがある。言ってしまえば「スマホゲームらしいストーリー」なので、遊ぶ人次第で評価が大きく分かれそうなものだ。
もしも幅広いプレイヤーたちに手軽な『マブラヴ』を提供するという真意があるのであれば、この辺は上手い匙加減だろう。原作の“重いストーリー”は、世界観にハマったファンが触れれば良い。本作の物語は割り切って読んでみるとちゃんと楽しめそうではある。
マブラヴ:ディメンションズ(マブD)の序盤攻略
まずは【作戦】メニューから序章を進めてゲームの感触を掴むのが良いだろう。ミッション報酬などがウマイ。また、比較的序盤からチュートリアルを無視して【確率時空】を遊ぶのもアリだろう。
リセマラは推奨。アカウント削除アリの1回あたり12分程度なので、欲しいキャラクターがいる人は狙ってみるのがオススメだ。
マブラヴ:ディメンションズ(マブD)の事前登録特典
事前登録者数45万人を突破した『マブラヴ:ディメンションズ(マブD)』では事前登録特典として下記がプレゼントされる。
- 御剣冥夜(R)プレゼント
- 『君が望む永遠』コラボ決定
- インゴット×ガチャ10回分
- 原作者・吉宗鋼紀さんシナリオ参加イベント
- 戦術機ポイント×戦術機ガチャ1回分
- 小説版『帝都燃ゆ』(PDF版)を全員にプレゼント
- インゴット×ガチャ10回分
- 『帝都燃ゆ』イベント開催&確率時空へ実装
マブラヴ:ディメンションズ(マブD)のレビュー、評価まとめ(総評)
本作はきたくおう氏の手がけた『イモータルズ:マブラヴ オルタネイティヴ』を改修する形で2度目のリリースを迎えることになった。前回の反省点を活かしつつ、スマホゲームとしてしっかり遊べるようになったのは間違いない。
期待していていたファンの期待値をどれだけ上回れるかは気になるところだが、新作タイトルとして新しく『マブラヴ』に触れるプレイヤーにとっては悪くない掴みなのではないだろうか。確率時空システムの存在感はそれだけ大きいものがあるだろう。
- 戦術機を編成して群がる敵の群れを突破する爽快バトル
- 原作の物語を再構成した【確率時空】で過去シリーズが楽しめる!
- シリーズ共通の敵「BETA」との新たな戦いを描く新ストーリー
動画
マブラヴ:ディメンションズ(マブD)のアプリ情報
アプリタイトル | マブラヴ:ディメンションズ(マブD) |
ジャンル | アクションRPG |
会社 | 株式会社NextNinja |
配信日 | iOS:2023年7月11日 Android:2023年7月11日 |
価格 | 基本無料(ゲーム内課金あり) |
公式サイト | マブラヴ:ディメンションズ(マブD)公式サイト |
公式Twitter | マブラヴ:ディメンションズ(マブD)公式Twitter |
対応機種 | iOS11.0以降 /Android7.0 以上 |
サイズ | 335.2MB~ |
レビュー日 | 2023年7月12日 |
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