『Cobalt Core (コバルトコア)』

Nintendo Switchで遊べるゲームソフト『Cobalt Core (コバルトコア)』をプレイしレビューと序盤攻略を掲載。『Cobalt Core (コバルトコア)』がどんなゲームなのか気になっている人向けの記事となります。

『Cobalt Core (コバルトコア)』は2,300円で購入しプレイ可能。

レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論！

『Cobalt Core (コバルトコア)』は、Brace Yourselfから発売されたSFローグライクデッキビルダー。プレイヤーは宇宙船を操り、個性豊かな3名のクルーたちと共にデッキを構築して敵を倒す。

毎ターンエネルギーを消費して戦うカードバトルであり、敵の攻撃を避ける、シールドで防ぐといった戦略も絡む。敵の宇宙船は攻略法も異なる。毎回異なるランダムイベント、デッキ構築と戦略性といった組み合わせが、ゲームの奥深さを生み出している。

＼ 実際に遊んだ評価 ／

こんな人におすすめ！

• インディーズゲームが好きな人
• ローグライクゲームが好きな人
• 宇宙船にロマンを感じる人

価格 ：2,300円

Switch

Steam

Cobalt Core (コバルトコア)とは？

『Cobalt Core (コバルトコア)』は、2023年11月9日にBrace Yourselfが発売したSFローグライクデッキビルダー。無限に続く宇宙を彷徨うループの旅路から抜け出すため、クルーを編成してダンジョン最奥のラスボス打倒を目指していく。

アクション系のローグライク作品とは異なり、プレイヤーの知識と戦略的な采配が常に問われるため、操作スキルがなくても遊べるデッキ構築型のゲームとなっている。

Cobalt Core (コバルトコア)のゲーム内容を徹底解説!

ここからは『Cobalt Core (コバルトコア)』がどんなゲームなのか徹底解説します!

宇宙船同士によるタイマンカードバトルが奥深くも楽しい！

『Cobalt Core (コバルトコア)』は、デッキ構築型の戦略的なローグライクゲームだ。公称ジャンルは“SFローグライクデッキビルダー”としている。個性溢れる宇宙船のクルーたちを編成し、ダンジョン最奥のラスボスを倒すためにデッキを構築していく。

シューティングゲームのようで、RPGのターン制コマンドバトルのようでもあるが、実はそのどれでもない。毎ターン溜まるエネルギーを消費してカードを使い、敵の宇宙船を撃破していくカードバトルだ。

戦闘画面がかなり独特だが、1つひとつを紹介すると分かりやすいだろう。まず、毎ターン画面左下にエネルギー数が補充され、手札を5枚ドローする。自機と敵機は1vs1で向かい合っており、敵の攻撃を左右に避けるか防ぐなりでHPメモリをゼロにしていくワケだ。

カードは自機の宇宙船が自分のターンで取れる“選択肢”を指している。また、基本的に自機真正面の列にしか攻撃が当たらないので、敵側の射線から外れるように地道な攻撃で戦いは進行していく。

攻撃を避ける際、宇宙船は左右に動かせるが、移動できる回数は1マスずつで上限も決まっている。射線から抜けられず、敵のターンに被弾が確定しそうな場合には、手札のカードを上手く駆使してシールドを展開し、ダメージ量を相殺しなければならない。

宇宙船の状態は次の戦闘にも引き継がれることから、極力HPを残して戦いに打ち勝つのが攻略のコツといってもいい。それを意識して手札のカードを切っていくのは非常に奥が深く、思考する面白さも十分。

戦う敵の宇宙船ごとに、船の特色があるのも攻略法を考えさせられて面白い。広範囲を制圧するかのように多数の射線が表示されるボス、こちらの攻撃を初動でほぼ避け切る厄介な小型船、デッキに邪魔なカードを混入させる敵まで幅広くウザったいのだ。

しかし、そのどれもが倒しかたのコツを掴んでしまえば結構ラクに戦えるので、憎たらしいのは初見時のみ。デッキと船の状態に左右されはするが、1vs1の戦いをユニークで達成感あるバトルに仕立てている。

ローグライクの醍醐味は◎！何が待ち受けるか未知数な宇宙の旅路

遊ぶたびにダンジョン内でさまざまなランダムイベントを楽しめるのはローグライクゲームの醍醐味。繰り返し遊べるゲーム性なので、好きなプレイヤーはとことんハマれるだろう。

マスを進行してランダムにイベントを発生させ、プレイするたびに自分のデッキ編成力が磨かれていく、リプレイ性の高さは本作においても健在。また、「ローグライク」といっても多数のジャンルがあるが、本作は中でも比較的遊びやすいカードゲームの部類である。

誰でも直感的で取っ付きやすいのは「ローグライクアクション」だろうか。しかし、アクションだと最低限のプレイヤースキルを身につける必要があり、さらにそれをモノにするまでは時間もかかってしまう。触れやすいが、面白さを感じるまでに時間を要するのだ。

一方、本作のようにカードゲームライクなタイトルは、シンプルなゲームルールの上に成り立つことがほとんどで、最初のたった数回で基本ルールが身体に染み付く。勝利と敗北を繰り返し、“選択の重要性”がもたらすランダムイベントの魅力を早くから味わえる。

デッキ構築型のカードゲームはほかにも遊びやすい点がある。主にカード同士のシナジーといった戦略的な要素は、誰が遊んでも再現性の高いノウハウだ。

突破できない高難易度のステージであっても、上手いプレイヤーの手札まわしを参考にすると、意外に進めてしまったりする。無論、自分なりの戦術を見つけるのもありだし、“知識と工夫”がゲーム攻略に結び付くから楽しさを感じやすいのだろう。

良いイベントもあれば良くないイベントもある。ローグライクでは風物詩とでもいえる要素で、スリルとご褒美のギャンブル感が堪らなく飽きない。

全く同じゲームプレイにはならないし、『Cobalt Core (コバルトコア)』はエンディング1周までのプレイ時間も短めだ。程よく遊び切り、新しく思いついたデッキ編成とカードシナジーを試しながら、繰り返し遊んで宇宙の秘密を解き明かしてほしい。

このループから抜け出せるか？EDのたびにクルーの過去も明らかに！

一見すると『Cobalt Core (コバルトコア)』は、ストーリーや世界観、キャラクター性よりも、デッキ構築型のローグライクゲームとして、ゲーム性部分にフォーカスしたタイトルだ。

表現は悪いが、“シナリオ＆世界観＜ゲームシステム”といったように感じるプレイヤーは少なくないと思われる。しかしながら、それはエンディングを迎えるまでの話だ。

ゲーム冒頭からやんわり意味深長に差し込まれる描写、度重なるループの結果で行き着く旅路、実は最低でも1周しなければ本作が持つSFミステリーな世界観は楽しみきれない。

そう言わざるを得ないのは、エンディングを迎えてこそクルーメンバーの過去が1つずつ明らかになる、特殊なゲームの構造を持つからである。最初の1周をするのも戦略ゲームが苦手、あるいは初めてというプレイヤーには厳しく思えるかもしれない。

ただ、ゲームを諦める前に少なくとも攻略法をチェックしてでも最低1周はチャレンジするのがオススメだ。唐突な展開とあまりにミステリアスで空白だらけの過去は、そのまま2周目を迎えたくなるほど不可解な疑問符が残る。

1度クリアしなければ全く気付けない、ゲーム本来の魅力というものを彷彿させるが、周回プレイによって少しずつ明らかになる世界観とキャラクター性については、少し珍しい体験とも言える。

キャラクター数は全6名で、クリアするたびに1人ずつ解放できる。そしてエンディングはクルー1名につき3種類もの過去エピソードが用意され、それらを繋ぎ合わせて人物像がより深まっていく。

ゲーム中はクルーの編成次第で会話セリフが異なり、コミカルでツッコミ所の多いテキストも楽しめる。終わりの見えない宇宙を旅するループから抜け出した先で、どんな結末が待ち受けているのだろうか……。

価格 ：2,300円

Switch

Steam

Cobalt Core (コバルトコア)の序盤攻略

バトルに勝利するコツとしては、①敵の攻撃をシールドやブロックで防ぐ。②無理に回避行動を行わない。③勝利後のカード選択では、シールド増強系を優先する。この3つを意識しておくと勝率は伸ばせる。慣れないうちは敵の攻撃を安全に防げる立ち回りで戦おう。

Cobalt Core (コバルトコア)のレビュー、感想まとめ(総評)

ローグライクゲームとしても、カードバトルゲームとしても完成度が高く、ほかでは見られない宇宙船バトルが楽しめる。遊び込むほど少しずつ理解が深まり、敵の射線を避けながらこちらの攻撃を当て続けていくシンプルなターンバトルが、きっと病みつきになるはずだ。

価格 ：2,300円

Switch

Steam

動画

Cobalt Core (コバルトコア)の基本情報