無料で遊べるスマホゲームアプリ『デート・ア・ライブ 精霊クライシス』をプレイしてレビューと序盤攻略を掲載しています。どんなゲームなのか気になっている方は当記事を参考にしてみてください。
デート・ア・ライブ 精霊クライシスとは
2022年10月28日、PANDA INTERACTIVE HONG KONG LIMITEDから正式リリースを迎えたスマホゲームアプリ『デート・ア・ライブ 精霊クライシス(デアクラ)』は、KADOKAWA刊・富士見ファンタジア文庫の人気ライトノベル&TVアニメ「デート・ア・ライブ」を原作とした横スクロール系アクションRPG。
「デート・ア・ライブ(デアラ)」と言えば、家庭用ゲームソフト「ネプテューヌ」シリーズで知られる人気イラストレーター・つなこ 先生の描く美少女キャラクターと、原作者・橘公司 先生のラブコメを織り交ぜた時にシリアスでロマンチックなストーリーが魅力的な作品。
本作はそんな人気作品の世界観を原作者監修の基に再現。初めてシリーズに触れた方も同作をしっかり楽しめる作りとなっている。
「さぁ——私たちの戦争(デート)を始めましょう。」
- 「デート・ア・ライブ」の物語をスマホで再現!原作者が監修する安心感
- 簡単なタップ操作で次々に繋がる爽快コンボ。アーケードゲーム感が懐かしい…!?
- Live2Dでキャラクターが動く!スチルイラストやアニメーションシーンも必見
デート・ア・ライブ 精霊クライシスの評価
『デート・ア・ライブ 精霊クライシス』をプレイし良い点とイマイチな点、どんな人におすすめできるゲームアプリなのかわかりやすく評価しています。
ゲーム性 | (4.0) |
グラフィック | (3.5) |
世界観 | (4.5) |
コンテンツ | (4.0) |
BGM | (3.0) |
総合評価 | (3.8) |
Apple Store(3.4) | Google Play(3.8) |
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
原作を要点的になぞったストーリー 簡単操作で遊べるアクションゲーム Live2Dで動く美少女たち | BGMやSE、音声周りが劣悪 |
こんな人におすすめ!
- 「デート・ア・ライブ」のファン
- つなこ先生の描く美少女キャラが好きな人
- 初めて「デート・ア・ライブ」に触れる人
ゲーム内容を詳しくレビュー
ここからは『デート・ア・ライブ 精霊クライシス』がどんなゲームなのか特徴を詳しくレビューしていきますね!
「デート・ア・ライブ」の物語をスマホで再現!原作者が監修する安心感
『デート・ア・ライブ 精霊クライシス(デアクラ)』は、原作・橘公司 先生が手がける人気ライトノベル「デート・ア・ライブ」シリーズの世界と物語を体験できる横スクロール系アクションRPG。
同作の設定としては世界を揺るがす強大な力を持つ精霊(美少女)たちをデートでデレさせ、その力を無力化するというかなり斬新なもの。
アニメ版と同様、登場するヒロインたちには人気声優の井上麻里奈さん、竹達彩奈さん、内田真礼さんらによるキャラクターボイスが収録。アドベンチャーパートはフルボイスといかないまでも、主人公・五河士道を演じる島崎信長さんのボイスもある。
ちなみに筆者はアニメ版を履修済みだが、本作では作品の“核”となる部分を要点的に再現しており、ゲーム版も決して見劣りすることのない仕上がりになっていると感じた。
「デート・ア・ライブ」はボーイ・ミーツ・ガールと表現できるほど純愛ラブロマンスな作風ではなく、どちらかと言えば“ファンタジーバトル×ラブコメ”の型にハマった王道的なライトノベル作品。
精霊同士の超常的でド派手なバトルシーンは作品の見どころの一つであり、横スクロールアクションにしたのはかなりチャレンジングだと思う。
それでもアドベンチャーパートとバトルパートを絶妙な匙加減で挟むことで、ライトノベルとアニメ版の間に位置する“ゲーム版「デート・ア・ライブ」”としての楽しみ方ができるのは新鮮であった。
原作ライトノベルとアニメ版、どちらも嗜まれている方にはある程度納得できる仕上がりになっているのではないだろうかと考える。
主要コンテンツの「作戦・メインシナリオ」では、物語の本筋に必要な部分をチャプター式にルートとして繋いでおり、ちょっとしたエピソードや割愛されたエピソードが分岐先として登場。
また、作戦・メインシナリオはガチャを回す報酬獲得先の一つでもあるため、物語とは特に関係がない戦闘だけのチャプターも用意されている。ただ、シナリオは読み応えがあるので、一つの章を終えるのに時間を要する点も。
そのような観点から推測するに、本編を追っているプレイヤーへの“ちょっとした息抜き”という側面はありそうだ。初めて「デート・ア・ライブ」に触れる人への配慮が感じられるポイントである。
簡単なタップ操作で次々に繋がる爽快コンボ。アーケードゲーム感が懐かしい…!?
バトルパートは公式ジャンルが謳うように横スクロール式のアクション。バーチャルパッドの操作で次々と攻撃を繋いでいくコンボアクションが最大の特徴。実際のプレイ感はどこか懐かしさのあるアーケード筐体のアクションゲーム風…と表現したい。
誤解を招きたくないので詳しく解説させていただくと、決して古くさいと言いたい訳ではなく、アーケードゲーム特有の繰り返し遊びたくなる爽快感をスマホゲームに落とし込んでいる。
これが個人的に刺さった部分なのだが、複数の敵をまとめて切り伏せる爽快感は、幼年期に嗜んだドット絵ベルトスクロールアクションのそれと相違ない気持ち良さなのだ(※ 分かる人には分かる)。
キャラクターによってはスキルで敵を宙に打ち上げて追撃できる者や、終始遠隔攻撃に特化した者など、作品に登場するキャラクターの個性もしっかり尊重。
なお、最大3人のチーム編成が基本であり、属性等性能別に使い分けるロールプレイング要素も見られた。
本作はアクションRPGであり、当然のことながらキャラクターの育成要素も存在しているのだが…ここが若干ネックな部分だ。実は序盤における必殺技以外の攻撃スキルが一つしかなく、何も知らないプレイヤーが遊んだら「なんか…アクション性イマイチ?」と感じてしまいかねない。
攻撃スキルを最大数まで増やすにはプレイヤーレベルを20まで到達させねばならず、純度の高いコンボアクションを楽しめるまでに時間を要することになる。さらに、素材を集めた後にキャラクターレベルの上限値を突破させ、ようやく万全なコンボアクションが楽しめる構造なのである。
一応、通常攻撃から必殺技、あるいは攻撃スキルからキャラクター変更でまた通常攻撃に繋ぐなど、序盤から簡単なコンボで十分にバトルは楽しめる。特にキャラクターの切り替えを意識した連携攻撃は最初に覚えておいて損ではないのだが…。
欲を言えば、せめて一章にあたる「十香デッドエンド」を攻略し終えるタイミングで最大数である3つ目の攻撃スキルが解放されていて欲しい。
一章クリア時点では他のコンテンツで遊ばない限り、大体プレイヤーレベル15前後になるはずだ。アクションゲームでありながら攻撃の選択肢をシステムの制限で損なっているのは正直ツライ。
…とは言ったものの、3つ目の攻撃スキルさえ解放されれば、簡単タップ操作によるコンボアクションを余すことなく楽しめる。コンボを繋ぐ面白さは高難易度のバトル系コンテンツに挑戦する意欲が掻き立てられるし、時間を忘れて没頭できる中毒性だってある。
「ほうほう、このスキルなら必殺技に繋げやすいな」などと、筆者もかなりガチ目に試行錯誤をしていたのはここだけの話。問題は“初めて触れたプレイヤーがココをどう受け取るか”だ。
Live2Dでキャラクターが動く!スチルイラストやアニメーションシーンも必見
原作者がシナリオを監修している点はもちろんセールスポイントに相応しい『デート・ア・ライブ 精霊クライシス(デアクラ)』。それ以外でとりわけ分かりやすいものは随所で輝くLive2D技術のアニメーションだ。
昨今でこそ当たり前のように駆使されている技術ではあるものの、中にはアニメーションとは名ばかりで、身体全体が雑に呼吸しているLive2Dですらないパチモノが蔓延っている始末。その点本作に限っては安心感が強い。
オープニングに始まりホーム画面からシナリオでの会話場面、劇中に挿入されるアニメーションシーンやキャラ・リストまで「入れられるところにはとりあえず入れておこう!」と、開発側の意地にも近い何かを感じてならない。
というか、これはスタッフたちの原作愛が成せるモノなのではないか。
劇中の見せ場となるシーンは静止画だとスチルイラストにも見えなくはないが、こちらの画像は立派なアニメーションシーン。白状すると「アニメ版をここまで再現しているのなら、そのままTVアニメのシーンを丸ごと入れても良かったのでは…?」と思いもしたが、ちゃんとLive2Dを使っている。
あえてLive2Dのモーションアニメに拘ったことで、美麗なスチルイラストへの繋ぎに何らかのカタルシスが生まれているのかもしれない。確かに考えてみれば、アニメ版のシーンをそのまま突っ込んだところで、シチュエーション的には表記のイラストから感じ取れる感動体験もちょっと薄そうではある。
キャラクターの表情にも抜かりがなく、怒り・悲しみ・羞恥心の感情的な描写すら丁寧にアニメーション化。何故かボイスのない脇役にもアニメーションが使われているので、ひょっとすると力の入れどころを間違えているのではないかとすら思う(褒め言葉)。今後はゲームだけでしか味わえないイベントストーリーなども同様に力を入れて欲しい次第だ。
序盤攻略
先述しているが、本作のアクションの楽しさを完全に楽しむためにはある程度ゲームを進めてキャラクターレベルの限界突破を行う必要性がある。それを考えると、まずは一章「十香デッドエンド」、二章「四糸乃パペット」をクリアした後プレイヤーレベル20の到達を目指したい。
どのみち三章「狂三キラー」はプレイヤーレベル20で解放されるため、必然的にレベリングをしなくてならないと思われる。
二章までクリアしているとデイリーの素材集め系サブコンテンツ、イベントへの挑戦も可能だが、一章の「ハードモード」に挑戦する方が手軽な印象だ。この辺りは完全にプレイヤーの好みなので自由だが、まずはプレイヤーレベルを上げることに専念すると良い。
なお、スキップ機能でシナリオをスキップしていけばリセマラなどは十分に行える。ガチャを回すための「ダイア」はお世辞にも配布量が良いとは言えず、初回10連が終わると次回を回すまでにある程度遊ばなくてならない。
リセマラは好みの問題だが、体感的には星5URキャラが狙えるのであれば狙った方が先のコンテンツを楽しめるのは間違いないだろう。
デート・ア・ライブ 精霊クライシス(デアクラ)の事前登録特典
事前登録者数60万人を突破した『デート・ア・ライブ 精霊クライシス(デアクラ)』を始めると下記の事前登録特典が獲得できる。
事前登録特典
- コイン×100,000
- 決闘カード×5
- 運命のバッジ×2
- 運命のバッジ×3
- 運命のバッジ×5
- 運命のバッジ×10
- 特典CG×1
デート・ア・ライブ 精霊クライシスのレビュー、評価まとめ
原作ライトノベルとアニメ版の間に位置する丁度いい距離感の本作が、どちらのメディアにも属さない新しい体験をもたらしてくれるのは間違いない。
ボイスがありながらもテキストならではの心理描写、本来なら選ばないはずの選択肢など、それらの媒体では絶対に味わえないゲームならでは表現があるからだ。
バトル部分も攻撃を当てるのに少し慣れが必要なバランス感だが、概ね楽しめるアクション性は抑えている。ただ、シナリオと両立している構成が、人によってはテンポの悪さを感じてしまうかもしれない。
また、最も気になる点はゲームのサウンド部分だろう。BGMの質は劣悪で音源がチープ。攻撃のSEには迫力もなく、バトル中のキャラクターボイスはオプションを調整してもボソボソと聞こえにくいのだ。
総評として、原作ファンからシリーズが初めてのプレイヤーまで幅広く楽しめるアクションRPGに仕上がっている一方、ゲームを構成する重要な“サウンド部分”が甘い。
Live2Dアニメーション、豪華声優陣のボイス、原作者監修のシナリオでありながら、音で台無しにしているのは残念で仕方がない。特にバトル部分で悪目立ちしており、BGMの差し替えは難しくても音量のバランスくらいはアップデートに期待したいものだ。
- 「デート・ア・ライブ」の物語をスマホで再現!原作者が監修する安心感
- 簡単なタップ操作で次々に繋がる爽快コンボ。アーケードゲーム感が懐かしい…!?
- Live2Dでキャラクターが動く!スチルイラストやアニメーションシーンも必見
動画
デート・ア・ライブ 精霊クライシスのアプリ情報
アプリタイトル | デート・ア・ライブ 精霊クライシス |
ジャンル | RPG |
会社 | PANDA INTERACTIVE HONG KONG LIMITED |
配信日 | 2022年10月28日 |
価格 | 基本無料(ゲーム内課金あり) |
公式サイト | デート・ア・ライブ 精霊クライシス公式サイト |
公式Twitter | デート・ア・ライブ 精霊クライシス公式Twitter |
対応機種 | ios12.2以降 /Android7.0 以上 |
サイズ | 1,008MB~ |
レビュー日 | 2022年11月8日 |
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