この記事では無料で遊べるスマホゲームアプリ『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』を実際にプレイしゲームが気になっている方に向けて分かりやすく解説しています。
『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』はios/android:800円でインストール可能です。
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レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!
『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』は、2023年2月13日にKEMCOから配信されたiOS/Android向けのゾンビRPG。企画・原案・監修には名作ADV『428 〜封鎖された渋谷で〜』を手掛けたイシイジロウ氏が関わる。
懐かしのB級映画を思い起こす“ゾンビ映画あるある”を随所に取り入れた物語と、ケムコが得意とするドット絵を巧みに融合。ゾンビゲームらしい緊張感を演出したコマンドバトルもアイディアに溢れ、800円で最後まで楽しめるタイトルだ。
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (4.0) |
グラフィック | (4.0) |
世界観 | (4.5) |
コンテンツ | (4.0) |
BGM | (4.1) |
総合評価 | (4.0) |
Apple Store(4.0) | Google Play(4.2) |
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
ゾンビが迫り来る独自のバトルシステム 映画で見たお約束展開が多数! フィールド探索のRPG要素も相性ヨシ | 難易度がかなり緩い |
こんな人におすすめ!
- ゾンビ映画が好きな人
- 変わったRPGが好きな人
- ドット絵に惹かれる人
ここからは『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』がどんなゲームなのか特徴別に詳しくレビューしていこう。
ゾンビ・オブ・ザ・ドットとは?
『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』は、2023年2月13日にKEMCOが発売したモバイルアプリゲーム。公称ジャンルはゾンビRPGとなっている。ゲームデザイナー・イシイジロウ氏が原案から監修まで務めた意欲作だ。
ゾンビが近寄る戦闘システムや弾丸、回復アイテムなどの貴重な消耗品をやりくりするサバイバル感をRPGながらに楽しめる。(価格は800円)。
- ゾンビたちが奥から迫ってくる!独特のターン制コマンドバトル
- どこかで見たことあるお馴染みの展開がゾンビ映画らしい!
- 街を探索しながらアイテム収集。戦うか逃げるかはプレイヤーが決める
ゾンビ・オブ・ザ・ドットのゲーム内容を徹底レビュー
ゾンビたちが奥から迫ってくる!独特のターン制コマンドバトル
『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』を配信しているケムコはモバイル向けに数々のRPGをリリースしている。
本作もその内の1つに数えられるタイトルで、800円の価格ながら気軽に遊び切れるアプリとなっている。何よりゾンビゲーム×コマンドバトルの異質さが面白い。
ターン制コマンドバトルで頻繁に見られる横向きのバトル画面ではなく、画面の奥からのそのそと歩いてくるゾンビに向き合う構図となる。RPGにしては珍しい戦闘画面だ。
基本的には毎ターン迫ってくるゾンビがパーティメンバーに近づく前に倒し切るというシステムで、緊張感を生み出すのに一役買っている。
キャラの目前まで差し迫った次のターンには大ダメージが予想される。手痛い攻撃を回避するためにキャラクターが装備している近接武器でゾンビを後方にノックバック。
ただ、近接攻撃を行うと体力(HP)を大きく消耗する。特に雑魚戦では使い所を考えなくてはならない。中には遠距離攻撃を仕掛けるゾンビもいて、攻撃方法を考えながら戦う。
戦闘では遠距離武器2種(銃)と近距離武器、そしてキャラクターが持つ「スキル」を駆使していく。銃はフィールドで新たに拾えるが、消耗品の「弾」が貴重である。
適度にスキルを用いた攻撃を織り交ぜたり、体力消費のリスク覚悟で近距離攻撃を行うなど、銃弾を節約しながら戦うシステムが確かにゾンビゲーム的だ。
銃は強力な攻撃だが、弾丸消費を気にして使わない場面も多かった。しかし戦闘終了後に雑魚からも回収できる仕様なので、適度に使う分には問題なさそうだ。
スキルや特定の武器であれば、使用回数を気にせず無限に使える。ボスがそれなりの耐久力を持つため、惜しみなく弾丸を使って良いだろう。RPGなのにリソース管理を求められるサバイバル感が新鮮であった。
どこかで見たことあるお馴染みの展開がゾンビ映画らしい!
本作は1970年代のアメリカを模した世界観が特徴的。ゲーム冒頭から懐かしさを匂わせるレトロ映画チックな描写が練り込まれ、映画好きの琴線に触れそうだ。
企画・原案・監修を務めるイシイジロウ氏は、『428 〜封鎖された渋谷で〜』『文豪とアルケミスト』など、重厚な世界観・物語を持つ作品を多く手掛けてきた。冒頭の世界観に引き込む仕掛けは氏のコダワリが光るところなのだろうか。
ドット絵でも「ゾンビ」を題材としているだけに、ゾンビ映画要素が抜かりなく盛り込まれている。慣れるとホラー感はかなり薄れるが、ドット絵だからこそ見せ方に工夫を感じさせる演出が多く見られた。
このゲームを「ホラーゲーム」に区分することはできないが、序盤で主人公が病院から抜け出す場面は恐怖を適度に煽っていたと思う。
物語ではゾンビたちの襲撃から逃れつつ街を転々と巡っていくというもの。その過程でさまざまな人物たちと出会い、窮地に置かれた人間コミュニティの闇を目にすることになる。
ゾンビ映画の“B級ホラーパニック”がドット絵のゲームで巧みに再現されており、プレイヤーの「これは来るな…」といった期待に応えてくれる展開ばかりだ。
あまりにも“お約束な展開”が随所に散りばめられているので、シナリオにオリジナリティを求めたがる傾向の人には響かないだろう。
ク○映画好き、ゾンビ映画マニア、好んでB級映画を視聴する人には「これこれ」となる安心感すらある。また、RPGの物語として成立しているのが素直にスゴい。
街を探索しながらアイテム収集。戦うか逃げるかはプレイヤーが決める
チャプターごとに新しいフィールドを探索していく本作では、マップ内の各所にゾンビが蔓延っている。シンボルエンカウントなので、接触しなければバトルにはならない。
戦うか逃げるかはプレイヤーの判断に委ねられるだろう。
フィールド内はスタミナを消費して高速移動できる「ダッシュ」が可能だ。ゾンビがプレイヤーを見つけると追いかけてくるが、ダッシュを使えば切り抜けられる。
この際複数のゾンビに見つかった状態で戦闘が始まると、ゾンビの大群と戦うことになるので、スタミナを極力切らさないよう逃げ切る必要がある。これがちょっとした緊張感になっていた。
フィールド内にはさまざまなアイテムが用意されていて、それらを回収しながら物語を進めるためのヒントを見つけていく。
武器や回復アイテム、銃弾に世界観を補完するレポートなどかなり幅が広い。時には死体のゾンビをまさぐることもあるが、稀にまだ生きておりそのまま戦闘に突入することも…。
RPGなのでフィールド内のアイテム収集はしっかりと行いたくなる。しかしチャプターが進むと厄介なゾンビも増えてくるので、探索も徐々にリスキーなものになっていく。
弾丸に加えて回復アイテムも一応消耗品だ。探索で消耗した状態で、ボス敵との戦いに臨むのは考えものである。とはいえ、もう少しゲームの難易度が高ければ、そのあたりが絶妙なサバイバル感を生んでいた可能性もあっただろう。
ゾンビ・オブ・ザ・ドットの序盤攻略
序盤は主人公・ベンのスキル「投石」が非常に強力で、使用回数に制限がないため積極的にゾンビを狩ってレベルを上げられる。ただし、最初の仲間・バーバラがパーティに入るまでは1人なので、複数のゾンビを相手にしないようにしたい。
ゾンビ・オブ・ザ・ドットのレビュー、評価まとめ(総評)
パブリッシャーのケムコはファンタジー系のRPG作品を数多くリリースしているが、そのどれもに既視感を感じられ、上手く差別化できていないと感じていた。本作はイシイジロウ氏が深く関わっていることもあり、「ゾンビRPG」と今までにない新しい切り口が新鮮に映る。
ホラー要素は薄く、難易度も比較的簡単な部類だが、800円を払ってでも遊ぶだけのクオリティは担保されている。少し変わったゲームを探している人にはぜひオススメしたい。
- ゾンビたちが奥から迫ってくる!独特のターン制コマンドバトル
- どこかで見たことあるお馴染みの展開がゾンビ映画らしい!
- 街を探索しながらアイテム収集。戦うか逃げるかはプレイヤーが決める
動画
ゾンビ・オブ・ザ・ドットのアプリ情報
アプリタイトル | ゾンビ・オブ・ザ・ドット |
ジャンル | ゾンビRPG |
会社 | KEMCO |
配信日 | iOS:2023年2月13日 Android:2023年2月13日 |
価格 | iOS:800円 Android:800円 |
公式サイト | ゾンビ・オブ・ザ・ドット公式サイト |
対応機種 | iOS14.0以降 /Android6.0以降 |
サイズ | 487.2MB~ |
レビュー日 | 2023年4月13日 |
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