この記事では無料で遊べるスマホゲームアプリ『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』を実際にプレイしゲームが気になっている方に向けて分かりやすく解説しています。
レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!
『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』は、Exptional Global(NetEase)から配信された魔法ワールドRPG。J・K・ローリング氏が原作の人気ファンタジー作品『ハリー・ポッター』を題材としたMMOライクなタイトルとなる。
世界的人気ファンタジー作品が持つエッセンスをモバイルで楽しめる濃密な体験、リアルタイムに手札同士を掛けわせて戦うカードバトル、ホグワーツの生徒としての世界観に没頭できる物語など、ファンから作品を知らない人にまでオススメしたいアプリゲームだ。
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (4.0) |
グラフィック | (5.0) |
世界観 | (4.5) |
コンテンツ | (3.0) |
BGM | (5.0) |
総合評価 | (4.3) |
Apple Store(4.6) | Google Play(3.6) |
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
世界的人気作品が手のひらで広がる 駆け引きが楽しいカードバトル ホグワーツ生としてのロールプレイ | 会話シーンの違和感が勿体無い |
こんな人におすすめ!
- 『ハリー・ポッター』シリーズのファン
- 重厚なファンタジー世界を好む人
- 戦略的なバトルシステムが好きな人
ここからは『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』がどんなゲームなのか詳しくレビューしていこう。
ハリー・ポッター:魔法の覚醒とは?
『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』は、2023年6月27日にExptional Globalが配信した魔法ワールドRPG。映画、小説などで知られる世界的なファンタジー作品『ハリー・ポッター』本編から数年経った後のホグワーツを描く。
独自の雰囲気が漂うカートゥーン調の3Dグラフィックでゲームの世界を構築し、魔法同士のシナジーが生み出す戦略バトルはリアルタイムに展開する。クィディッチ、舞踏会、世界の探索など、3Dゲームの特色を存分に活かした注目作である。
- 世界的人気のファンタジー作品が手のひらで広がる感動!
- リアルタイムの駆け引きが楽しいカードを駆使したバトルシステム
- ホグワーツの生徒として世界に入り込んだロールプレイが楽しめる
ハリー・ポッター:魔法の覚醒のゲーム内容を徹底レビュー
世界的人気のファンタジー作品が手のひらで広がる感動!
「『ハリー・ポッター』のような世界に飛び込んでみたい」。映画を見た、あるいは原作小説を読んだ方であれば、1度や2度くらいそう考えるのも想像に難くはない。それだけ原作者のJ・K・ローリング氏が描いた空想世界には魅力が溢れている。
過去に『ハリー・ポッター』を題材としたゲームも多数出ており、家庭用ゲーム機ソフトには『ホグワーツ・レガシー』のようなヒット作がある。このゲーム化こそがその証明だろう。
本作はリリース前から大々的に期待を寄せられていたタイトルではないが、スマートフォン向けの“ファンタジーRPG”と、その大きな枠組みにおいては相当なクオリティを誇っている。
2021年ごろにグローバル展開が発表されてから約2年近い時を経て登場した本作は、中国大手パブリッシャーのNetEaseがワーナー・ブラザースと手を組んで生まれたタイトルだ。
モバイルゲームという誰もが手にする巨大なプラットフォーム市場において、世界的な人気を持つ『ハリー・ポッター』は非常に強力なIPであり、そこに投じられているであろう予算の規模は恐らく莫大。
それを裏打ちするかのようにわざわざカートゥーン調の3Dグラフィックと、一筋縄ではいかないMMOライクな切り口で幅広いユーザー層の獲得を目指した。
本作は原作『ハリー・ポッター』のラスボス・ヴォルデモート卿が倒されて、数年の時が経ったホグワーツが舞台だ。映画でもお馴染みの魔法学校を作中の舞台に据えて、自由にその校内を歩き回れる。
『ホグワーツ・レガシー』のようにシームレスなワールド体験こそないが、アプリゲームとして見たら十分。むしろモバイル向けのカードバトルで3Dの世界を歩ける方が珍しい。
3D空間を良いことになんと箒に跨り空まで飛べてしまうのがこのゲーム。オマケ的な要素ではあると思うが、ちゃんと湖の向こう岸に着陸し、フィールド内を歩けるのも大きい。
いつでもどこでも夢にまで見たあのファンタジー世界を散策できる体験は1種の感動体験と言わざるを得ない。
リアルタイムの駆け引きが楽しいカードを駆使したバトルシステム
『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』で採用されているバトルシステムはリアルタイムに進行するカードバトルだ。プレイヤーは時間経過でストックされるコストを消費して、手札のカードを駆使していく。
説明してしまえばかなり単純明快なシステムだが、特定のカード同士で作用し合う奥深さこそが真骨頂である。
カード同士の作用について例を挙げてみると、画像では手札に「浮遊爆弾」「小さいクモの群れ」の2枚が存在している。カード「浮遊爆弾」は魔法生物に爆弾を付着させる効果をもっており、まさに「小さいクモの群れ」が魔法生物としてのシナジーを生み出す。
どちらのカードも単体で使用できるのだが、このように特殊な効果同士のコンボを活用すれば、変幻自在にトリッキーな戦略を展開していけるワケだ。
戦闘ではキャラクターを適度に移動させることも重要。本作は棒立ちのターン制バトルではなく、文字通りのリアルタイムバトルである。
つまるところ敵は問答無用でプレイヤーに接近&攻撃を仕掛けてくる。手札の左端にある「移動カード」を消費すれば、フィールド内を動きながら戦闘を進められるので、回避行動は自分次第である。
召喚すると自動的に攻撃を仕掛ける魔法生物は強力で、魔法を撃ち合うバトルに戦略的な駆け引きを作り出す。一部の魔法効果で相手を魔法生物ごと抑制したり、他の魔法とのシナジーで多角的な攻撃を繰り出してみたりと、戦略の幅広さに貢献しているようだ。
ただ、便利な魔法生物はコストを溜めたら物量で攻めるパターンが軸になりがち。それらを打開するカード編成こそがPvPの「決闘」において勝敗を分ける分岐点に。ともあれ、リアルタイム駆け引きの緊張感はやはり楽しいものがある。
ホグワーツの生徒として世界に入り込んだロールプレイが楽しめる
プレイヤーはハリー・ポッターやハーマイオニーらのいないホグワーツで魔法学校生活を送ることになる。
そこで体験するのは、ファンタジー世界ならではなミステリーと日常の数々。友人の失踪、嫌味な同級生のイタズラ、個性的な教師たちとの授業にトラブルなど、児童文学さながらの色濃い学校生活が待ち受ける。
プレイヤーキャラクターはアバターカスタマイズを可能にしているが、自分の意思を持つ1人の登場人物だ。それでも『ハリー・ポッター』シリーズらしいネチっこいキャラクターたちに囲まれていると、なんだか没個性に思えてならない。
だからなのかもしれないが、自我のあるアバターがあの世界で生きている感覚は、脳内で描きたくなる若人の妄想を体現しているかのよう…。ゆえに原作世界を壊さない良い塩梅加減のなりきりプレイに集中できるだろう。
『ハリー・ポッター』シリーズと言えば、スラスラ出てくるあの皮肉たっぷりな台詞回しも健在だ。カートゥーンな3Dモデルで表情豊かにペラペラ喋る様相が絶妙に作風とマッチしている。
イヤなキャラクターもどこか不快指数抑え目といったところで、度々見せる主人公のウィットな返しが痛快……なんて事情がそう思わせているのかもしれない。平凡さがあってもやはりポッター世界の住人ということだ。
作中では舞踏会でのリズムゲームや箒に跨る競技クィディッチ、さらにダイアゴン横丁で街をフラフラしたり、カメラ機能を活用したりもできる。3Dゲームの強みをコンテンツの細部で駆使しているので、楽しみ方はストーリーを進めるだけではないのだ。
プレイヤー同士の交流も可能なので、サークルを立ち上げて新たな出会いを求めても良い。ここは紛うことなきJ・K・ローリング氏による魔法の世界そのもので、どれだけ作品の世界観にめり込めるかが“個々で体感できる面白さ”に影響するだろう。
ハリー・ポッター:魔法の覚醒の序盤攻略
『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』は、ひとくちに言ってしまえばモバイル向けのMMORPG風味。画面左側のメニューに次に行うべきクエスト(ミッション)がガイドされている。基本はある程度ガイドに沿った形で物語を進めていくと良いだろう。
なお、リセマラは非推奨だ。1回あたりに20〜25分近い時間がかかる。大人しくゲームを進めてしまった方が良さそうだ。
ハリー・ポッター:魔法の覚醒の事前登録特典
事前登録者数200万人を突破した『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』では事前登録特典として下記がプレゼントされる。
- ニンバス2000×1
- コイン×4,500
- ジェム×150
- 銀の鍵×10
- 金の鍵×2
- エピックカード×1
ハリー・ポッター:魔法の覚醒のレビュー、評価まとめ(総評)
ユーザー視点で賛否あるクオリティのゲームを多数出してきたNetEaseだが、本作に限っては相当力を入れてきている。リリースが迫る直前まで情報を秘匿してきたため、期待値を軽々と超えたこともあるだろう。
実際、童話・おとぎ話のような魅力的な魔法の世界をここまで練り上げたのは賞賛すべきものがあり、何より『ハリー・ポッター』ファンが嬉しいはずだ。会話シーンで和訳とキャラ挙動が噛み合わない違和感はあるのだが、それを差し引けば十分遊ぶ価値のあるゲームだ。
- 世界的人気のファンタジー作品が手のひらで広がる感動!
- リアルタイムの駆け引きが楽しいカードを駆使したバトルシステム
- ホグワーツの生徒として世界に入り込んだロールプレイが楽しめる
ハリー・ポッター:魔法の覚醒のアプリ情報
アプリタイトル | ハリー・ポッター:魔法の覚醒 |
ジャンル | 魔法ワールドRPG |
会社 | Exptional Global |
配信日 | iOS:2023年6月27日 Android:2023年6月27日 |
価格 | 基本無料(ゲーム内課金あり) |
公式サイト | ハリー・ポッター:魔法の覚醒公式サイト |
公式Twitter | ハリー・ポッター:魔法の覚醒公式Twitter |
対応機種 | iOS12.2以降 /Android7.0 以上 |
サイズ | 3.1GB~ |
レビュー日 | 2023年6月28日 |
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