この記事では無料で遊べるスマホゲームアプリ『崩壊:スターレイル』を実際にプレイしゲームが気になっている方に向けて分かりやすく解説しています。
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レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!
『崩壊:スターレイル』は、『原神』『崩壊3rd』で知られる世界的デベロッパー・HoYoverseがリリースしたスペースファンタジーRPG。家庭用ゲーム機向けにリリースされた従来の「国産RPG」を彷彿とさせるプレイフィールが特徴的。
磨き抜かれた最高峰のグラフィック表現で織りなす「銀河」を舞台にした冒険譚、熟考よりも直感で遊べるスピーディーなコマンドバトル、プレイヤーが楽しめる随所に散りばめられた小ネタなど、クリエイターのこだわりが詰められた大型タイトルである。
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (4.0) |
グラフィック | (5.0) |
世界観 | (4.0) |
コンテンツ | (5.0) |
BGM | (4.0) |
総合評価 | (4.4) |
Apple Store(4.2) | Google Play(4.5) |
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
スマホで遊べる最高峰のグラフィック ハイテンポで直感的なコマンドバトル クセ強主人公や小ネタなどのこだわり | フレーバーテキストが理解しにくい |
こんな人におすすめ!
- 腰を据えて遊べる超大型RPGに飢えている人
- スケールの大きな世界観に惹かれている人
- HoYoverseが好きな人
ここからは『崩壊:スターレイル』がどんなゲームなのか詳しくレビューしていこう。
崩壊:スターレイルとは?
『崩壊:スターレイル』は、2023年4月26日にHoYoverseが配信したスペースファンタジーRPG。銀河に散らばる災禍の物質「星核」を巡り、星々を股にかけた星穹列車の旅路を描く。
宇宙を走る鉄道、スタイリッシュでとにかくカッコいい演出の必殺技、個性的なキャラクターたちが織りなすフルボイスのメインストーリーなど、浪漫とオタク文化を融合させたHoYoverseらしいゲームアプリとなっている。
- 圧倒的に美麗なグラフィック表現とスケールのドデカいSF世界
- HoYoverseの追求する「カッコイイ!」が光るコマンドバトル
- 小ネタが盛り沢山!キミはクセ強な主人公をロールプレイできるか?
崩壊:スターレイルのゲーム内容を徹底レビュー
JRPG的エッセンスを随所に取り入れた新たな『崩壊』ワールド
ゲームを頻繁に遊ぶユーザーであれば、今や『原神』を知らないプレイヤーはいないことだろう。本作『崩壊:スターレイル』は、そんな世界的大ヒット作品を打ち出したHoYoverse初のターン制コマンドRPGだ。
「崩壊」の名を冠する通り『崩壊3rd』『崩壊学園』に続くタイトルだが、それらに触れていなくても楽しめる本作。とはいえ『崩壊3rd』の世界線からやって来たキャラクターもいるので、触れておくとより楽しめるのは間違いない。
ゲームの世界観としては「星神(アイオーン)」と呼ばれる、銀河の超常的な存在たちが秩序を織りなすスペースファンタジー。ある星神が「星核」という災いをもたらす物質を生み出し、それが結果として銀河の各地で悪影響を及ぼしてしまっている。
星核はあまりに危険な代物だが、主人公はそれを身に宿した特異な存在だ。物語では自分自身にまつわる秘密を追いつつも、星核の影響で荒れた惑星を救うために、仲間たちと宇宙を巡る旅に出ている。
宇宙ステーションから始まり、氷雪に閉ざされてしまった惑星と、多彩なロケーションを転々と旅する感触が、古式ゆかしいJRPGらしさを感じさせる。それは良い意味で“日本人が解釈するRPGの安心感”と言えるもので、多くのプレイヤーの琴線に触れるはず。
劇中の随所に挿入されるムービーシーンは、『崩壊3rd』から研究され続けたハイレベルなアニメ調グラフィックの表現と相まって没入感も高い。それ以上にスマートフォンでこのビジュアルを実現する感動は、今後のゲーム業界に新しい基準を作り出しそうだ。
本作は『原神』と共通した部分が多く見られるが、フィールドに関してはオープンワールドではない。従来の国産RPGで一般的に採用されているロードを挟むエリア同士の繋がりである。
決して広くはないが、物語性を重視したRPGとしては丁度良いバランス感だ。移動の煩わしさも感じ難く、フィールドの入り組み具合に探索の余地が残されているのが好感触。
触るほどJRPGに対する解像度の高さが垣間見える一作で、『崩壊』シリーズの面影は現状キャラとスケールの大きな設定くらいである。固有名詞の多さは気になるが、キャラクターにクセが少ないので『原神』よりストーリーが頭に入る印象を受けた。
過去作と比較しても人物間の会話が理解しやすいうえに旅の面子は皆個性派揃い。選択肢で「おもしれー女(男)」になれる主人公、明るいドジっ娘の「三月なのか」、クールなツッコミ役「丹恒」と、全体的に親しみやすい雰囲気。つくづく日本贔屓を感じるタイトルだ。
HoYoverseの追求する「カッコイイ!」が光るコマンドバトル
「オープンワールド」「アクション」「シームレス」これら昨今のゲームに見られた人気要素の数々は、本作においては無関係。“前時代的”と表現すれば、悪く取られがちなもので、本作はこれまでに紹介してきた通りのターン制コマンドバトル。
HoYoverseが得意とするスピーディーなバトル展開は実は形を変えて残されており、それはコマンドバトルなのに【通常攻撃】【戦闘スキル】【必殺技】の3種類しか行動選択肢がない点に帰結する。
ここについては賛否の分かれどころだが、その分パーティー編成するキャラクターの選択に重みが増しており、キャラクター育成もより重要視される。システムとしては各キャラクターの属性攻撃で「靭性ゲージ」を削り、弱体化を狙いながら戦うというものだ。
単純なバフ&デバフ指向の戦闘ではないというのがポイント。属性がもたらす状態異常と、行動順に割り込める必殺技を駆使した独自のバトルに仕上がっていた。
必殺技はキャラクターを象徴する見応えヨシなアニメーション演出で、どれもバトルに華を添えてくれるものばかり。アクションゲームを多く開発してきたHoYoverseらしい演出である。
この必殺技の仕様がやや特殊で、先述の通り行動順に割り込んで発動可能だ。例え敵が強力な攻撃を仕掛けてこようとも、カウンター気味に先攻して行動を抑制…といった戦法が取れるから、突き詰めれば魅せるプレイも意識できるだろう。
コマンドバトルは多岐にわたる行動の選択肢で、戦法を幅広いものとしているのが一般的だ。『崩壊:スターレイル』はスマートフォンアプリの特性上、パーティー編成できるキャラクター数が今後は増えていく。
あらかじめバトル内のメインアクションを最小限に絞っておくことで、最初期のキャラクターと今後実装されるキャラクターの間に極端な性能差を生まないようにしているのかもしれない。
取れる選択肢が少ないのは決して悪いことばかりではない。コマンドを選択する際の意思決定時間を大幅に短縮できるのは大きなメリット。直感に任せたプレイでサクサク戦えるため、慣れるとゲームの進行が非常に快適だ。
スキルで消費するコストがパーティー全体で共有されており、ここも快適なゲームスピードを作り出す要因だと考えられる。シナリオにボリュームがあるため、スピード重視のバトルは歓迎したい。
小ネタが盛り沢山!キミはクセ強な主人公をロールプレイできるか?
RPGの主人公にはさまざまなタイプが存在する。あらかじめ人物のバックボーンが練られている個性的な主人公、終始無口でプレイヤーの選択が物語におけるキャラ付けを決定する主人公等々…。
本作の主人公はそのハイブリッド型とでも言うべきもので、イメージとしては『原神』『勝利の女神:NIKKE』や、『ペルソナ』シリーズに近い。言うなれば個性を持った1人のキャラクターでありながら、プレイヤーの選択次第で暴走する。
基本的に主人公は喋らないが、バトル中やフィールド内、ストーリー本編の独白にはボイスが付く。男主人公は榎木淳弥さん、女主人公は石川由依さんが演じている。そんな主人公は一見クールそうに見えてかなりクセ強な破天荒キャラだ。
嫌なことがあれば平気で仲間を売るし、意味もなくクローゼットに隠れてホテルマンにイタズラを決行する。そしてなぜかゴミ箱が大好きだ。街のゴミ箱を見つけてはゴミ箱を題材とした脳内ストーリーを展開したり、ゴミ箱を見つめながらゴミ箱の哲学に耽ったりする。
プレイヤーが物語に没入して気を抜いていると、“主人公の選択肢”で笑いの不意打ちを貰う場面も多々あり、それを選ぶとドヤ顔で自信満々に答えるのだから、存在感が際立ち過ぎている。
シリアスな場面においても中々ブレず、明らかに取り繕ったような間の抜けた選択肢が用意されていたり遊び心が詰まっていた。当然仲間たちからは呆れられるが、面白いので一考の余地はあるだろう。欲を言えば選択肢の台詞にボイスがあったら最高だった…。
『崩壊:スターレイル』では、サブキャラクターとの関わり方にもひと工夫が見える。主人公がスマートフォン越しにメッセージでやり取りする姿は近代的でちょっぴり新鮮だ。
フィールドのNPCからそのまま話を聞く従来のRPGスタイルに+αでメッセージのやり取りが加わるため、サブキャラクターとの会話が自然と頭に残りやすい。この仕組みは『勝利の女神:NIKKE』でも採用されている。
細かいネタならやはり『崩壊』シリーズのキャラクターは外せない。「ゼーレ」「ブローニャ」「姫子」「ヴェルト」など、過去作に触れている人ならピンと来る面々が多数登場している。
現状「ヴェルト」以外はパラレルワールドの人物なので、知っておくと面白い程度だ。作中では随所にHoYoverseの仕掛けたネタが隠されているので、クセ強な主人公の冒険を楽しみながら探してみて欲しい。
崩壊:スターレイルの序盤攻略
本作はゲーム序盤が非常に長く、リセマラはあまり推奨できない。ただ、『原神』とは違って、始めたばかりのプレイヤーが50連ガチャ以内に★5キャラクターを確定で入手できるチャンスが設けられているのでそこは親切だ。
フィールド内の宝箱は全て見逃さないようにしつつ、時間経過で溜まるスタミナは育成素材などが獲得できる「疑似花萼」で積極的に消費しておきたい。
崩壊:スターレイルの事前登録特典
事前登録者数1,000万人を突破した『崩壊:スターレイル』を始めると下記の事前登録を入手できる。
- ★4キャラクター「セーバル(知恵・雷)」
- 「星軌チケット」×20
- アイコン「開拓者・歓迎」×1
- 信用ポイントx100,000
崩壊:スターレイルのレビュー、評価まとめ(総評)
特に印象深いのは日本人プレイヤーが慣れ親しんだ国産RPG作品を、まるでスタンダードに踏襲したような作風だ。いままでトレンディだったシームレスなゲーム性から遡行し、コテコテのコマンドバトルを作ったのはとても興味深い。
「RPG好きなら手に馴染む」本作はそんなRPGと表現してもいい。その代わり目新しさは感じ難く、期待していた人ほどゲーム内容とのギャップは大きい。あくまでHoYoverseが作ったオーソドックスなRPG作品と思えば、基本無料タイトルの中でも高水準の一作である。
- 圧倒的に美麗なグラフィック表現とスケールのドデカいSF世界
- HoYoverseの追求する「カッコイイ!」が光るコマンドバトル
- 小ネタが盛り沢山!キミはクセ強な主人公をロールプレイできるか?
動画
崩壊:スターレイルのアプリ情報
アプリタイトル | 崩壊:スターレイル |
ジャンル | スペースファンタジーRPG |
会社 | COGNOSPHERE PTE. LTD. |
配信日 | iOS:2023年4月26日 Android:2023年4月26日 |
価格 | 基本無料(ゲーム内課金あり) |
公式サイト | 崩壊:スターレイル公式サイト |
公式Twitter | 崩壊:スターレイル公式Twitter |
対応機種 | iOS10.0以降 /Android5.0 以上 |
サイズ | 3.3 GB~ |
レビュー日 | 2023年4月27日 |
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