スマホゲームアプリ『荒野のハーク(HAAK)』をプレイしレビューと序盤攻略を掲載。ゲーム内容が気になっている方は当記事を参考にしてください。
『荒野のハーク(HAAK)』はiOS900円、Android無料となります。
荒野のハーク(HAAK)とは?
iOS2022年10月27日/Android2022年12月14日にBlingameから配信された『荒野のハーク(HAAK)』は、PC/Switchでも好評配信中の横スクロールアクション。
本作は世界中のコアなファンから根強く支持される“メトロヴァニア”と呼ばれるジャンル。モダンなドット絵ビジュアルと、昔ながらの死んで覚えろ的なトラップまみれのステージ探索にトライしていく作品である。
モバイル向けの移植版ではあるが、筆者はこういう作品が大好物。「こういうので良いんだよ!」と言いたくなるステレオタイプの王道タイトルに仕上がっている。
- 死んでも即リトライ。メトロヴァニア初心者も安心の王道アクション!
- 具体的な説明はナシ。主人公&世界観、全て謎だらけで始まる物語!
- 現代的で古くささを感じないイマドキのドット絵ビジュアル!
荒野のハーク(HAAK)は面白い?プレイ後の評価
『荒野のハーク(HAAK)』をプレイし良い点とイマイチな点、どんな人におすすめできるゲームアプリなのかわかりやすく項目別に数値化して評価しています。
ゲーム性 | (4.5) |
グラフィック | (4.0) |
世界観 | (4.0) |
コンテンツ | (4.5) |
BGM | (4.5) |
総合評価 | (4.3) |
Apple Store(5.0) | Google Play(3.8) |
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
死んでもすぐにリトライ可能! 謎だらけの終末世界を辿る物語 モダンで緻密なドット絵グラフィック | 操作が慣れるまではツライ |
こんな人におすすめ!
- 横スクロールアクションが好きな人
- サイバーパンク、SF、終末世界が好きな人
- 歯応えのあるアクションが好きな人
荒野のハーク(HAAK)のゲーム内容を詳しくレビュー
ここからは『荒野のハーク(HAAK)』がどんなゲームなのか特徴別に詳しくレビューしていきますね!
死んでも即リトライ。メトロヴァニア初心者も安心の王道アクション!
“横スクロールアクション”とひと口言っても、世の中にはあらゆるタイプの横スクロールアクションが存在している。とりわけ「メトロヴァニア」は多くのアクションゲーマーに愛され続けているジャンルだろう。
任天堂の『メトロイド』、KONAMIの『悪魔城ドラキュラ(キャッスルヴァニア)』。これら2タイトルを掛け合わせた造語でありながら、グローバルに通じるマップ探索アクションを指している。
その特徴はスタート地点から少しずつマップを埋めていくマッピング要素、ボスエリアまでの道中に用意された謎解き&ギミック要素、トラップだらけのステージに歯応えのあるボスバトル。
それは『荒野のハーク(HAAK)』においても共通点として挙げるべきポイントだが、昔ながらのアクションゲームが面白いとされる普遍的な魅力でもある。
「横スクロールアクション? いやいや流石に古臭いって」
3Dゲームが主流の昨今においては当然こう言った意見が出るのも自明の理。
しかし、フロムソフトウェアが世界中のゲーマーを魅了したことで生まれた「ソウルライク」ジャンルと同様「難しいけどクリアできなくない難易度」「強敵を乗り越えた達成感」は、メトロヴァニアだって十分すぎるほど体験できる感動だ。
トラップだらけで即死亡…と言えるほど極端な難易度ではないし、“罠を避けて敵を倒してマップを探索する”古き良きアクションゲームの真髄はちゃんと受け継がれている。
また、本作は比較的多くのプレイヤーがクリアまで楽しめるように、難易度部分にひとつ手が加えられているのも大きいのだ。
そのひと工夫とはプレイヤーが死亡した場合、比較的最寄りからリトライ可能なこと。当たり前に思うかもしれないが、実はメトロヴァニアはマップを探索する性質上ステージそのものが広大になりがち。
そのため、仕掛けを解いても死亡するとかなり前の地点からリスタートするケースが多い。死亡地点から近い位置で開始できるのはとても優しい設計なのである。
ほかにも死亡する度に入手できる専用通貨「ベジコイン」を消費して、探索そのものを有利に進められる。コインを消費した分だけ最終的な難易度評価は下がってしまうものの、クリアだけなら誰でもしやすいのだ。
「メトロヴァニア」なんて専門チックな愛称があるとハードルが高そうに思われがちだが、むしろカジュアルゲーマーたちにその奥深さを知って貰えるライトな作品となっている。
具体的な説明はナシ。主人公&世界観、全て謎だらけで始まる物語!
ゲームを始めると具体的な世界観の説明もなく、突如黒マスクの主人公「ハーク」が登場。おいおい一体何事なんだいコレは?などと、そんなプレイヤーたちの脳裏にある疑問を全て押し退けてそのままゲームがスタートする…。
ゲームの世界も旅の目的も、それを知っているのは主人公・ハークのみ。遊んでいるプレイヤーは完全に置いてけぼりだが、それはゲームを進めていくと徐々に明らかになる意図されたシナリオ設計である。
かなり断片的ではあるが、会話パートが発生するまでの廃墟ステージそれ自体が世界観を物語っているというべきか。
旅の道中では数々のキャラクターたちが登場するが、その会話も全てこの世界で生きている住人たちの自然な会話である。つまり、プレイヤーが会話の内容から世界観とハークの目的・意図を拾い集め、それらを繋いで理解する工程が必要。
敢えて多くの謎を張り巡らせることで、プレイヤー側に遊びながらも考察させる余地を与えているワケだが、「もうちょい説明しろや!」と言われたら筆者は弁明する余地がない。
一応ステージ内のオブジェクトやキャラクターとの会話の中で、プレイヤーが状況を“やんわり”掴める配慮はされている。
それはステージ内に登場する仕掛け・謎解きのヒントでもあったりするので、会話やテキストを流し読みしているだけでも何となくレベルで楽しめるはずである。
ちなみに日本語ローカライズが精巧な和訳テキストに仕上がっていることも起因して、キャラクターの個性が一層味わい深いテイストになっている。
ステージ探索と歯応えあるボス戦を乗り越えた先で、シナリオの断片を少しずつ集める感覚は、さながらハードボイルドなミステリー小説を追っているかのよう。まさかメトロヴァニア作品でこんなミステリアスなシナリオ体験ができるとは誰が考えたであろうか…。
現代的で古くささを感じないイマドキのドット絵ビジュアル!
レトロゲーマーたちが愛する“昔の面白いアクションゲーム”を成分として踏襲しつつも、クリアに辿り着ける設計思想が嬉しい本作。ゲームの世界を描くのは味わい深い「8bit」「16bit」のレトロ表現ではなく、イマドキの高解像度なドット絵。
ドット絵の解像度が高いほど緻密な背景を描写できるため、サイバーパンク感や廃墟感マシマシの本作では相性抜群。さらに醍醐味であるアクション要素の「斬撃」「ダッシュ」「ワイヤー」といった流れるような動きも全て美しい。
パワーアップアイテムを入手したり、ボス戦開始時のちょっとしたムービーシーンもドット絵で表現しているからこその“味”がある。細かい箇所でも全く手を抜かず、時にはセルアニメ調のCGエフェクトを織り交ぜるなど、どの描写でもチープな部分が見当たらない。
序盤のボス敵も「気持ち悪さ」「不気味さ」をイラストで表現しつつ、実際の戦いではコミカルに見えるアニメーションは必見。最初のボス敵なのに底知れない狂気を感じるほどのギャップがあり、それをドット絵で表現しているのがもう職人技でしかない。
滑らかで細かなアニメーションの数々はもちろんだが、サイバーパンクな世界での退廃的な空気作りが巧みに表現されているから、本作がドット絵であることをつい忘れてしまう。
3Dゲームではないはずなのに「あれ、このゲームはドット絵だったっけ…?」と、素で記憶があやふやになるほど没入感が高いのだ。たかが横スクロールと侮ってはならない。
荒野のハーク(HAAK)の序盤攻略
『荒野のハーク(HAAK)』は横スクロールアクションなので、まずはバーチャルパッドの操作に慣れるのが大切。特に操作に不慣れなままでボス戦まで到達すると非常に痛い目に遭う(容赦無くボコられる)。
序盤のステージは隠し通路なども存在しているので、武器入手後はワイヤーアクションの癖を体に覚えさせながらマップを参考に破壊できる壁を探すと良い。本作はアクションが多彩なので「崖掴まり」「ワイヤー発射向きの調整」はミス無く行えるようにしておきたいものだ。
探索中各所で見かける「トイレ」はセーブとワープが使える便利施設。
しかし、最初のステージはボス戦到達まで一切ワープ無しで進行可能である。下手にワープで戻ろうとすると、道中入手できるアイテムの取りこぼしが起きるのであまり推奨はしない。
荒野のハーク(HAAK)のレビュー、評価まとめ(総評)
軸となっているのは“メトロヴァニア”と呼ばれる探索型アクションのため、スマートフォンゲームアプリでありながらそこそこ精密な動作が要求される。
バーチャルパッドでは細かな操作に慣れを必要とするため、普段から本作のような横スクロールアクションをモバイルで遊んでいるプレイヤー以外は高難易度に感じてしまうだろう。
当然マップの最奥に進むほど高度な操作テクニックが要求されてくる。どのトラップも「ワイヤー」を使用するアクション操作が必要とされるため、比較的序盤からその使い勝手に慣れておくべきだ。
操作系統の部分で難易度が上がるのは褒められることではないのだが、遊び続けていけば確実にプレイヤースキルとして向上が見込める部分でもある…。
しかし、前述の技術的な問題点を差し置いても、探索型アクションは遊び混むほどその“沼”にハマれる魅力があるジャンル。本作は有料アプリとして購入するだけの価値は十分あるし、メトロヴァニアにまだ触れたことがないユーザーにも、ぜひ勇気を出して手に取って欲しいクオリティだと断言はできる。
- 死んでも即リトライ。メトロヴァニア初心者も安心の王道アクション!
- 具体的な説明はナシ。主人公&世界観、全て謎だらけで始まる物語!
- 現代的で古くささを感じないイマドキのドット絵ビジュアル!
動画
荒野のハーク(HAAK)のアプリ情報
アプリタイトル | 荒野のハーク |
ジャンル | アクション |
会社 | Blingame |
配信日 | iOS:2022年10月27日 Android:2022年12月14日 |
価格 | iOS900円、Android無料 |
対応機種 | ios10.0以降 /Android4.4 以上 |
サイズ | 457.5MB~ |
レビュー日 | 2023年1月6日 |
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