【評価&レビュー】『アスタータタリクス(アスタタ)』FgG起死回生の一手!リリース時点から完結している大ボリュームのシミュレーションRPG!

アスタータタリクスのレビューと序盤攻略

この記事では無料で遊べるスマホゲームアプリ『アスタータタリクス(アスタタ)』を実際にプレイしゲームが気になっている方に向けて分かりやすく解説しています。

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目次

レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!

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アスタータタリクス』は、gumi Inc.が配信したシミュレーションRPG。同社のゲームブランド「Studio FgG」とアニプレックスのタッグで仕掛けるスマートフォン向け超大作となっている。

正式サービス開始時点で本編が完結しており、マルチエンディングを採用。スマートフォンゲームとは思えない膨大な物量で作り込まれた本作は、『ファントムオブキル』『誰ガ為のアルケミスト』に続くStudio FgGの意欲作となる。

アスタータタリクス(アスタタ)の評価

\ 実際に遊んだ評価 /

ゲーム性(4.5)
グラフィック (4.5)
世界観 (3.0)
コンテンツ (5.0)
BGM (5.0)
総合評価 (4.4)
※評価の基準について
Apple Store(3.1)Google Play(2.6)

アスタータタリクス(アスタタ)の良い点・イマイチな点

良い点イマイチな点
リリース時点で完結している
スマホながらに手強いシミュレーション
自由度の高い学園生活要素
タッチ感度の悪さがストレス
登場人物の会話にクセがある

こんな人におすすめ!

  • スマホで重厚な作品を遊びたい人
  • シミュレーションRPGが好きな人
  • 物語が完結している作品を遊びたい人

アスタータタリクス(アスタタ)

アスタータタリクス
iPhoneAndroid
gumi
シミュレーションRPG

アスタータタリクス(アスタタ)とは?

アスタータタリクス』は、2023年8月28日にgumi Inc.から配信されたシミュレーションRPG。『アーサー王伝説』をテーマにした重厚なハイファンタジーでおくる本作は、ほぼパッケージゲームのボリューム感で遊べる一作品だ。

モバイルゲームとは思えない骨太なシミュレーションRPG要素に加え、物語に大きくカタルシスをもたらす学園生活の日々など、ゲームとしては完成済みのアプリゲームになっている。

アスタータタリクス(アスタタ)の特徴
  • 配信時点で物語が完結済み。パッケージの密度で贈る重厚ファンタジー
  • まるで『ファイアーエムブレム』。スマホながらに手強いシミュレーションバトル
  • 物語とセットで楽しめる自由度の高い学園生活要素

アスタータタリクス(アスタタ)のゲーム内容を徹底レビュー

ここからは『アスタータタリクス』がどんなゲームなのか特徴別に詳しくレビューしていこう。

配信時点で物語が完結済み。パッケージの密度で贈る重厚ファンタジー

配信時点で物語が完結済み。パッケージの密度で贈る重厚ファンタジー

アスタータタリクス』は『ファントムオブキル』『誰ガ為のアルケミスト』で知られるgumiのゲームブランド「Studio FgG」による意欲作だ。それもほぼ“社運”をかけたと言っても過言ではないタイトルに等しい。

gumiは2023年4月期に営業利益で黒字転換を果たした。しかしその背景には、人件費と広告宣伝費の大幅なコストカットがあるようだ。予断を許さない苦しい状況の中、遂に史上最大規模のプロジェクトがお目見えになったワケである。

配信時点で物語が完結済み。パッケージの密度で贈る重厚ファンタジー

本作において特筆すべき点と言えば、やはりこれしかないだろう。それは“リリース時点から物語が完結”しているということ。それもマルチエンディングを採用しており、プレイヤーの選択肢で物語が分岐するから驚きだ。

こういったパッケージらしいタイトルはCOLOPLの『MONSTER UNIVERSE(モンスターユニバース)』に近い。ただし、本作は既存のガチャ課金によるビジネスモデルであり、アプリゲームとしてはかなり特殊な部類となっている。

配信時点で物語が完結済み。パッケージの密度で贈る重厚ファンタジー

“Studio FgG史上最大規模”というのは誇張表現ではなく、アニプレックスを巻き込んだゲームクオリティ以外の展開からも見える。同社が持つコンテンツ展開のノウハウを取り入れ、プロモーション強化やIP認知度の向上と相当な気合の入れ方が事実の裏付けになろう。

また、マルチエンディングを構成するための膨大なテキスト量とボイスの数々は、昨今のスマートフォンゲームの中でも相当量だ。比肩するタイトルは極少数の有名IPに限られてくるが、それでも本作の物量には敵わない可能性もある。

配信時点で物語が完結済み。パッケージの密度で贈る重厚ファンタジー

本作では一部のキャラクターが『ファントムオブキル』との強い関連性を匂わしており、過去作をプレイしているか、あるいはプレイしていたユーザーならニヤリとできるネタが散りばめられている。

とはいえ、『アスタータタリクス』はこれ1つで完結済みのパッケージタイトルであり、本作から始めたとしても何ら問題ではないだろう。

配信時点で物語が完結済み。パッケージの密度で贈る重厚ファンタジー

ゲームは『アーサー王伝説』をテーマに据えた“戦記モノ”となっており、剣と魔法の王道ハイファンタジーが紡がれる。

ここで面白いのは物語冒頭部分、主人公が所属する勢力はなんと作中における侵略者側であり、劇中では見どころの1つとなっている。謎や空白が多く残された状態で幕を開ける物語は、結末をドラマティックに仕立てる伏線と言えそうだ。

まるで『ファイアーエムブレム』。スマホながらに手強いシミュレーションバトル

まるで『ファイアーエムブレム』。スマホながらに手強いシミュレーションバトル

バトルはシミュレーションRPGで多く見られるタクティカルなシステム。グリッド状のマップでユニットを動かし、敵勢力の全滅を目指していくターン制バトルだ。

キャラクターの属性や兵科がそれぞれ決まっており、プレイヤーはバトル開始前の部隊編成の時点から、ユニット選択で戦術を練っていく必要がある。

まるで『ファイアーエムブレム』。スマホながらに手強いシミュレーションバトル

敵ユニットに攻撃を仕掛けると、3Dモデルのキャラクターが戦うバトル演出が差し込まれる。この時点で既に任天堂の人気シリーズ『ファイアーエムブレム(FE)』を思い出してしまうほどよく似ている

他にも消耗品な武器やフィールドマップにおけるドット絵表現、さらには仲間ユニットと2人1組でサポートし合う【デュアル】システムまで、こと細かく『FE』である。

まるで『ファイアーエムブレム』。スマホながらに手強いシミュレーションバトル

実は『ファントムオブキル』の頃からだいぶ『FE』シリーズを意識していた。本家と明確に異なる点があるとすれば、スキル演出が非常に見応えがあるといったところだろうか。

昨今のスマートフォンゲームらしい高水準な3Dモデルのキャラクターたちが、ド派手な必殺技でバトルシーンを盛り上げてくれる。これは『FE』シリーズでは見られない『アスタータタリクス』ならではの強みと言える

まるで『ファイアーエムブレム』。スマホながらに手強いシミュレーションバトル

『FE』フォロワーなタイトルと言えば『アルケランド』も記憶に新しい。あちらはスキル演出に加えて通常攻撃のモーションにもこだわりがあった。ただ、ゲームシステム的な観点で見れば、本作の方が圧倒的に『FE』感は強い。

ユニットには戦闘不能を繰り返すと一定時間バトルに出撃できないペナルティが用意されており、これは簡易的なロスト要素でもある。ゲーム序盤からそれなりに敵が手強いので、本家『FE』のように程よいスリルが楽しめるはずだ。

物語とセットで楽しめる自由度の高い学園生活要素

物語とセットで楽しめる自由度の高い学園生活要素

重厚感溢れる戦記モノの様相を呈している本作だが、中身を開けてみるとその半分近くは学園生活要素だったりする。基本的には毎日1日ずつ日程が進んでいき、メインストーリーを楽しみながらその日の行動計画を決めていく

カレンダーの日付が変わる、主人公のパラメーターを伸ばすなどは『ペルソナ』シリーズや『ヘブンバーンズレッド』のようでもある。というかほぼそれらのタイトルと同じような要素だ。

物語とセットで楽しめる自由度の高い学園生活要素

学園内では固定カメラだがプレイヤーが自由に歩き回れる設計となっている。バーチャルパッドの表示はなくても、移動したい方向には移動可能だ。

学園は冒険の拠点とも言うべき場所で、メインストーリーは基本的に学園生活と隣り合わせに展開する。もしも前項に挙げた『FE』シリーズでなぞらえるなら『FE 風花雪月』のイメージで相違ない。

物語とセットで楽しめる自由度の高い学園生活要素

メインストーリーの進行で時間が自動的に進む場合もあるが、1日の日程は細かく区切られているのが凄い。朝・午前・昼間・放課後・夕方・夜と、列挙してみればその細かさが理解できようものだ。

例えば、午前と昼間には教室で授業を受けられるほか、放課後の自由時間には【サブクエスト】をこなしたり、キャラクターとの【キズナクエスト】を進めたりもできる。学生らしく勉学に励んだり、アルバイトまで行えてしまうのだ。

物語とセットで楽しめる自由度の高い学園生活要素

作中は個性豊かなキャラクターたちが多数登場している。メインストーリーをガンガン進めたり、サブクエストをこなしていくのも良いが、一癖も二癖もある学園の生徒たちと交流するのは本作の大きな魅力だろう。

マルチエンディングを採用しているものの、密度の濃い体験ができるのは間違いないので、ぜひ自分の手で模索しながら学園生活を楽しんでみて欲しい。


アスタータタリクス(アスタタ)

アスタータタリクス
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シミュレーションRPG

アスタータタリクス(アスタタ)の序盤攻略

アスタータタリクス(アスタタ)の序盤攻略

序盤はメインストーリーを中心に進んでいくため、プレイヤーの自由な場面は少ない。バトルはそれなりに敵が手強いので、【地形効果】を意識しながらユニットを采配していきたい。回避率の上がるマスを優先的に抑えておくのが良いだろう。

リセマラは必要?

リセマラは推奨。約40連分を回すことが可能となっている。初回はガチャを引くまでに時間を要するものの、2回目以降から【アカウント再作成】が行える。効率もいいので、チャレンジしてみる価値はある。

アスタータタリクス(アスタタ)の事前登録特典

事前登録者数50万人を突破した『アスタータタリクス』では下記のアイテムが貰える。

  • 伝晶石3,500個(ガチャ20連以上分)
  • ★4 以上1体確定スタイル10連召喚チケット
  • SSR以上1枚確定念装10連召喚チケット
  • SSR継承念装『熱き想い等しく』
  • ★5 スタイル『リオネス・タスラム』

アスタータタリクス(アスタタ)のレビュー、評価まとめ(総評)

アスタータタリクス(アスタタ)のレビュー、評価まとめ(総評)

スマートフォン向けのアプリゲームでは非常識に作り込まれた大ボリュームの1作品である。ゲームが本格的に始まるまで、1時間以上は有するのだから相当に描きたいものがあったのだろう。

しかし、そんなスマートフォンゲームを好んで遊ぶユーザーがどれだけ現代の日本にいるのかは分からない。オート機能や放置収益なども備わるが、やはりシミュレーションRPGが持つゲーム的な重さは拭えないだろう。コンソールあるいはPCで楽しみたいのが本音だ。

アスタータタリクス(アスタタ)の特徴
  • 配信時点で物語が完結済み。パッケージの密度で贈る重厚ファンタジー
  • まるで『ファイアーエムブレム』。スマホながらに手強いシミュレーションバトル
  • 物語とセットで楽しめる自由度の高い学園生活要素

アスタータタリクス(アスタタ)

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シミュレーションRPG

動画

アスタータタリクス(アスタタ)のアプリ情報

アプリタイトルアスタータタリクス(アスタタ)
ジャンルシミュレーションRPG
会社gumi Inc.
配信日iOS:2023年8月28日
Android:2023年8月28日
価格基本無料(ゲーム内課金あり)
公式サイトアスタータタリクス公式サイト
公式Twitterアスタータタリクス公式X(Twitter)
対応機種iOS13.0以降 /Android8.0 以上
サイズ1.8GB~
レビュー日2023年8月29日

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