この記事では無料で遊べるスマホゲームアプリ『大航海時代 Origin』を実際にプレイしゲームが気になっている方に向けて分かりやすく解説しています。
レビューを読むのがめんどうな人向けにいきなり結論!
『大航海時代 Origin』は、KOEI TECMO GAMESの人気シリーズ『大航海時代』30周年記念作品。本作はLINE Gamesが配信しMotifとKOEI TECMO GAMESの共同開発で贈るスマートフォン/Steam向けの海洋冒険シミュレーションRPG。
16世紀ヨーロッパを中心にルネサンスや文明の近代化など、激動の時代を大海原と共に体験できるオンラインRPG作品となっている。現実の地球を1/320サイズで再現した広大な海の世界を航海可能だ。なお、Steam版とのクロスプラットフォームにも対応している。
\ 実際に遊んだ評価 /
ゲーム性 | (4.0) |
グラフィック | (4.0) |
世界観 | (5.0) |
コンテンツ | (4.0) |
BGM | (5.0) |
総合評価 | (4.4) |
Apple Store(2.9) | Google Play(2.0) |
良い点 | イマイチな点 |
---|---|
海と船での浪漫ある航海が楽しめる 意外にシンプルなSLGバトル 広大な世界での港・大陸発見の喜び | 把握するべき情報量が多い |
こんな人におすすめ!
- MMORPGが好きな人
- 16世紀のヨーロッパに興味がある人
- 自分だけの船団で海に繰り出してみたい人
大航海時代 Originとは?
『大航海時代 Origin』は、2023年3月7日にLINE Gamesが配信したオンラインプレイ対応の海洋冒険シミュレーションRPG。世界中のプレイヤーたちと広大なワールドを駆け巡り、航海から戦闘・交易に大陸の探索まで、高い自由度の冒険が楽しめる。
「Unreal Engine 4」で描画された3Dグラフィックの海と船、KOEI TECMO GAMESが得意とする歴史モノ作品への徹底した時代考証。16世紀の時代背景を抜かりなくゲームに落とし込みつつ、音楽家・菅野よう子氏のフルオーケストラ楽曲がその世界を彩る。
- 航海・海戦・釣りに探索と、歴史的なロマンが詰まったMMO!
- 見かけに反してシンプル。基本は「3すくみ」で成立するSLGバトル
- 気分は16世紀の開拓者!まだ見ぬ大陸を探し求める航海要素
大航海時代 Originのゲーム内容を徹底レビュー
ここからは『大航海時代 Origin』がどんなゲームなのか特徴別に詳しくレビューしていこう。
航海・海戦・釣りに探索と、歴史的なロマンが詰まったMMO!
『大航海時代 Origin』は、KOEI TECMO GAMESが長年にわたってリリースしてきた人気作『大航海時代』シリーズの“30周年作品”でオンラインゲームだ。
公称ジャンルは「海洋冒険シミュレーションRPG」としている。シミュレーション系MMORPGの部類に位置する本作だが、いわゆる「村ゲー」のような作風ではない。
最大の特徴は実物の地球から1/320サイズで「Unreal Engine 4」によって作られた、広大なオープンワールド。
海域は世界中のプレイヤーたちが自由に航海でき、NPCの海賊から“プレイヤーキラー”など、危険度の高いプレイヤー(※ 一部のサーバーは「PK」が許可)も存在している。
広々とした大海原には「危険」という名のスリルが待ち受けているが、航海途中に見つけた大陸の探索でお宝を見つけたり、港町の宿屋で語学に長けた仲間を探し求めるなど、“冒険らしい冒険”を心ゆくまで楽しめるのが魅力。
国を巡って船の設計図&素材を集め、自分だけの船を作り上げることも可能だ。帆や錨、大砲から船室、船員まで自由自在にカスタマイズできるし、名前を「サウザンドサニー号」や「ブラックパール号」とも付けられる。
マイ船団を築き上げ、海の冒険を安全で快適なものにしていく過程は実にRPG的かもしれないが、全体的にコンテンツの縛りが薄いのが嬉しい。
航海に必要な物資を詰め込み、がむしゃらに海の旅を楽しんでも良いし、組合で仕事を引き受けて地道に精進するのも自由。16世紀の冒険家として、思う存分ロールプレイさせてくれる。
剣と魔法の異世界フィクションではなく、歴史に残る“16世紀の世界観”は、遊ぶ者をワクワクさせる確かなロマンがあると思う。ぜひ「世界史」の教科書を片手に本作をプレイしてもらえれば、その深みを色濃く味わえることだろう。
見かけに反してシンプル。基本は「3すくみ」で成立するSLGバトル
戦闘システムは「砲撃」「白兵」「衝突」と、3つのコマンドにスキルをプラスしたシミュレーションRPGバトル。マス目に区切られたフィールド内で敵戦力の全滅を目的としたオーソドックスなスタイルだ。
しかしながら船舶同士の戦いがベースになる関係で、海の浮遊物や海流の存在によって、移動可能なマスに制限が設けられる場合もある。
ここで気になるのは画面の情報量の多さだが、遊んでみると案外気にならない。バトルに慣れていく中で必要な情報だけを取捨選択すれば良く、遊び方に多様性が出てきた頃合に一つひとつ理解していける。
また、船舶には「突撃船」<「白兵船」<「砲撃船」<「突撃船」…と、3すくみの属性相性が存在し、基本的にはこれらを前提にした戦略を組んでいく。
その他に「支援船」と呼ばれる相性にとらわれない船舶も登場するが、主要な属性相性だけを念頭に置いておけば、戦いのコツは直感で掴める。
個人的に面白いと感じた要素が「決闘」だ。船舶の甲板の高さが同じで敵が応じた場合に限り、船長同士の一騎討ちが可能になる。
上段・中段・下段のコマンドを選択して、相手を追い詰めるミニゲームのような感覚。両者の合意がなければ成立しない要素だが、これもディズニーの某海賊映画に通じるロマンを感じられた。中々ユニークなシステムである。
バトルで抑えるべき要素として「衝突」「砲撃」の攻撃は船体に対しダメージを与え無力化する一方、「白兵」と先の「決闘」は船員あるいは船長を直接無力化する攻撃だ。
自船の損害を減らせばこちらも無駄な出費にはならないし、敵船を拿捕するチャンスも生まれる。これらの違いを意識した上で海戦に臨めるようになれば、プレイヤーも船団を預かる立派な船長ではなかろうか。
気分は16世紀の開拓者!まだ見ぬ大陸を探し求める航海要素
カスタマイズした自分の船で大海原を走り抜ける感覚は他社のMMOタイトルで味わえない感動がある。本作はモバイルタイトルながら、2004年から未だサービス中の『大航海時代 Online』より、グラフィック表現は大きくパワーアップを遂げた。
波の質感や太陽の光、朝・夕・夜と日没までの流れも美しく、スクショ好きのプレイヤーはストレージ容量が心配になる。
長期間の航海にはそれなりの物資を港で蓄えておかねばならないが、大陸中の港を経由しながら世界地図を埋めていくのはこれまた冒険感がスゴイ。何と言ってもその気になればゲーム序盤から自由に海へ駆け出せる。
おすすめは大陸の地形沿いに航海すること。無策で大海に挑めば日に日に減る物資で心も削られるからだ。しかしこういった無謀なチャレンジも意外と面白そうなので止めはしない。
見ず知らずの土地を目指す、あるいはフェルディナンド・マゼランのように世界を巡る冒険を追体験するのも本作ならではの遊び方。
船の操作は手動でも行えるし、地図をタップして自動に任せても問題はない。PK要素が存在しない「平和サーバー」であればのんびり海の旅を満喫できるだろう。
そして、ただ世界を周るだけが『大航海時代 Origin』ではない。旅先の港では国際色豊かな出会いも待ち受けている。
本作では架空の人物と実在した人物を足して900名以上のキャラクターが登場。なんと実在した者はその中の700名近くにも及ぶというから驚きだ(大手メディアのインタビュー記事より)。
新たな出会いとは人物や大陸だけに止まらず、交易品の需要と供給、主に商機といったプレイヤーの儲けになるチャンスもある。航海を続けるにも物資や資金繰りは必要不可欠なのだ。
物々交換のように交易品を売買して儲ける旅の商人プレイは特に大切。海を旅する副次的要素だと思えば、意外に商売要素も面白く感じてしまう。本作は近年では珍しい海洋冒険にフォーカスした、どっぷりハマれるMMOである。
大航海時代 Originの序盤攻略
ゲームを始める際に選択したキャラクターで、スタートする地域や物語の導入は変化する。ゲーム進行の基本は画面右側のクエストメニューをタップし、自動追従に任せておけば概ね進行できるだろう。
ただしプレイヤーレベルを“5”まで上げないと事前登録特典の「ガチャチケット」は貰えない。MMORPGの特性上ゲームの入りも重いので、リセマラは非推奨としたい。
大航海時代 Originの事前登録特典
『大航海時代 Origin』を始めると下記の事前登録を入手できる。
- 造船短縮券10分×10
- 準備された提督のマント
- エスパダチンの鎧
- ゴールデン・ハンザ・コグ
- ハンノキの板
- アウタージブ
- 高級航海士チケット×10
大航海時代 Originのレビュー、評価まとめ(総評)
筆者は本シリーズに触れるのが初めてであり、正直に言ってしまえば「難しそう」という先入観は否めなかった。触れてみると確かに情報量が多くて最初は混乱するが、どの要素も組合の「依頼」としてチュートリアルはしっかり用意されているし、そこまで困ることはなかったと思う。
ただ、スマホで遊べるMMORPGにしては覚える事も多く、ヘビーなタイトルなのは事実だ。それを分かっていても遊ぶだけの価値はあったし、オンラインゲームの歴史・進化すら感じられた。気軽さは全くないが、MMOを求めている人にはぜひ触れて欲しいと思える。
- 航海・海戦・釣りに探索と、歴史的なロマンが詰まったMMO!
- 見かけに反してシンプル。基本は「3すくみ」で成立するSLGバトル
- 気分は16世紀の開拓者!まだ見ぬ大陸を探し求める航海要素
動画
大航海時代 Originのアプリ情報
アプリタイトル | 大航海時代 Origin |
ジャンル | 海洋冒険シミュレーションRPG |
会社 | Team Horay |
配信日 | iOS:2023年3月7日 Android:2023年3月7日 |
価格 | 基本無料(ゲーム内課金あり) |
公式サイト | 大航海時代 Origin公式サイト |
公式Twitter | 大航海時代 Origin公式Twitter |
対応機種 | iOS11.0以降 /Android8.0 以上 |
サイズ | 2.7GB~ |
レビュー日 | 2023年3月8日 |
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